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放課後はミステリーとともに 東川篤哉

あらすじ

鯉ヶ窪学園シリーズの第3弾です。ただ、1作、2作の主要人物は登場しないのでこの巻からでも楽しめると思います。
鯉ヶ窪学園高校2年生の霧ヶ峰涼は、探偵部の副部長という肩書を持つ。現在探偵部は顧問もいない状態なので部内での話し合いの結果、生物の石崎先生に顧問を依頼するべく生物室に向かったがそこで事件が発生する。


ここからネタバレ含む感想

前2作と共通の登場人物は、生物教師の石崎先生と刑事さんたちだけ(と思いますが…)なので前2作の続編だと思って読み始めると拍子抜けするかもしれません。
この作では、探偵部副部長のエアコンの名前と間違えそうな霧ヶ峰を語りとしていろいろな事件が発生し、霧ヶ峰は主にワトソン役で、探偵は話ごとに入れ替わっていくというちょっと変わったシチュエーションになっています。(1話だけ探偵霧ヶ峰ですが…)
ジャンル的にはコージーミステリーになるのかなと思います。刑事登場の事件もありますが、基本学園内で発生する不思議事件を霧ヶ峰中心に捜査していくというお話です。
この巻では、前2作の主要登場人物が出てこないので今後つながりがわかるのかなと思いますが、石崎先生に顧問を依頼しているので前2作よりも前の話なのかなと思いました。
まだ、続編が続くのでこの先ちゃんと話がつながるのかな…と期待しています。

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