記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

れんげ野原のまんなかで 森谷明子

あらすじ

新人司書の文子が配属されたのは、秋庭市のはずれススキ野原の中に建てられた秋葉図書館へ配属された。交通の便もよくないので利用者は多くなくのんびりとした図書館だった。
現在の問題は、小学生が閉館後まで居残るようにあちらこちらに隠れているのを閉館前に探し出すことだった。


ここからネタバレ含む感想

日常の謎系のミステリー作品です。
探偵は、先輩の図書館職員の能勢、助手と語りは新人図書館職員の文子です。
図書館のちょっとした日常から現れるちょっとした事件をサラッと能勢が解いていきます。図書館に居残る小学生たち、外国の絵本から始まる昔のロマンス、図書館の貸し出し情報漏えい事件、図書館の土地を寄付した秋葉氏の体験した謎、廃校した中学校にあった書籍、最後の事件だけ少し事件性ありのものですがわりとのほほんとしたお話が多いのでのんびり読書を楽しみたいときにお勧めです。
なんとなく北村薫さんの「円紫さんシリーズ」に似ている空気を感じる作品でした。お好きな方はこちらもお勧めです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?