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掟上今日子の備忘録 西尾維新

あらすじ

隠館厄介は、小さい頃からいろいろな種類のトラブルに巻き込まれてきた。何か事件が起こると犯人と疑われてしまうのだ。そんな厄介だったが、社会人になり更なるトラブルに巻き込まれた経験から身に着けた自衛策が探偵の雇用だった。職場で、実験データの入ったSDカードの盗難を疑われた厄介は、置手紙探偵事務所所長の掟上今日子さんに助けを求めた。

ここからネタバレ含む感想

語り手は厄介、探偵はそのまま職業探偵の掟上今日子です。この探偵が少し変わった特性があり、眠ると眠る前の記憶をすべて忘れてしまいます。話の中では、ある時から先の記憶を忘れてしまうようなのでそれ以前の記憶は残っているようですが、いつから止まっているのか…なかなか不便な性質です。しかし、探偵の守秘義務には妙にマッチしている部分もあり、今回、厄介が数ある探偵から今日子さんに依頼したのも研究内容等捜査の過程で知られてしまったことをすべて忘れてくれるというところがポイントになったようです。
当然、今日子さんは事件を解決して翌日には忘れてしまうので、厄介とは常に初対面という不思議なことが起こりますが、全く忘れてしまうわけではないようで今日子さんは厄介のことは紹介されると割とすぐに信用しているような感じがしました。
そもそも掟上今日子という名前は本名なのか?昔、どんなトラブルから忘れるようになったのか?いろいろ疑問がありますので徐々に明らかになるのかな…と思います。結構長いシリーズで続くようなので、のんびりと読み進めていこうと思っています。

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