記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。

崩れる脳を抱きしめて 知念実希人

あらすじ

研修医の碓氷蒼馬は地域医療の研修先として富裕層向けの療養型病院「葉山の岬病院」へ出向いた。常勤医師は院長だけで、2Fと3Fが病室、蒼馬は3Fの患者を担当することになる。そして、28歳で脳腫瘍の患者、弓狩環と出会う。弓狩にはユガリではなくユカリと呼んでほしいと言われます。

ここからネタバレ含む感想

推理的な要素もありますが、どちらかというとガチ恋愛小説というカテゴリーに入ると思います。蒼馬は、輸入家具会社を経営していた父が、従業員にお金を持ち逃げされ、さらに父自身が、若い女性と駆け落ちするという苦い過去があります。そのため、脳外科医としてお金を稼ぐためにアメリカ行きも視野に入れ、有名教授の講座は入れるように努力しています。(ちょっと異常なくらいの努力です。)
異常な努力を見せる蒼馬に対してユカリは、財産のために自分の命が何度の狙われていて、怖くて病室から出ることができないと告白します。外出できなユカリを外出できるように手助けした蒼馬と父に捨てられた蒼馬に対して本当の父の姿を推理して蒼馬を解放したユカリ、お互いに助けあった二人だったが告白しようとした蒼馬に対して告白をさせかなかったユカリ、研修期間も終わり地元へ帰った蒼馬は、訪ねてきた弁護士からユカリが死亡したことを聞かされる。ユカリの最後が気になった蒼馬は、調査に向かうがそこからドンデン返しで真相が明らかになる…という展開です。(途中で、なんとなく読めてしまったけれど、最後まで気が付かないほうが楽しめると思います。)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?