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甦る殺人者 知念実希人

あらすじ

天久鷹央の事件カルテシリーズです。都内で女性の連続扼殺事件が起こり、そこで残されていたDNAは、4年前に鷹央が死亡届を書いた男、春日広大ものでないかと推察された。鷹央の記憶では確かにその男はその時に亡くなっていたことが確認されており、他にDNAの該当者も存在しない。桜井刑事から事件を聞いた鷹央は、小鳥遊を伴って独自で操作を始める。

ここからネタバレ含む感想

現場に残されていたDNAは春日広大の弟、章介と兄弟の関係にあるものとされたが、兄の広大はすでに亡くなっており、他に兄弟は存在しない。そこで、兄の広大が本当に亡くなっていたかというとこが問題になるのだが、広大と章介の母は死者の甦るという宗教にはまっており、亡くなった広大の死体をその宗教団体に持ち込み甦りの儀式を行ったらしいということを突き止めた。しかし、その宗教団体は教祖がすい臓がんで死亡しすでに解散していた。それでも、その息子に会いに行った鷹央と小鳥遊だったが、埋葬されていた広大の遺体が焼かれているのを発見した。
なかなか犯人像がつかみにくい事件でした。宗教団体がらみなので何かの怪しい儀式的なもので死者の復活のような感じでしたが、終わってみると割と普通な事件で…DNAのところだけ、そんな事例があるんだなぁという感じです。それにしても、人間の闇は深いなぁと考えさせられました。

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