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季節はうつる、メリーゴーランドのように 岡崎琢磨

あらすじ

夏樹は高校に入学して、冬子と出会った。夏樹と冬子は「キセツ」(奇妙な出来事に説明をつける)という遊びを時々していた。ある時は不思議な出来事に、ある時はどちらかが出題するような形で、そして、二人の腐れ縁はなんとなく続く…。

ここからネタバレ含む感想

なんとなく、ゆる~く恋愛小説のような、青春小説のような、それでも結構残酷な小説のような…なかなかとらえどころのないお話でした。
語りは、夏樹で冬子との出会いからそれから高校、大学、社会人とつかず離れず、ときどき会うような…微妙な距離の二人のお話です。
夏樹は、当初から冬子に惹かれていたようですが、冬子はそうでもなく…このあたりの説明は小説の中には出てこず、推測するしかないのですが…冬子の心理がよくわからんなぁ…というのが一番の感想かな…と思います。いっそ告白させて、ごめんなさいの方がいい関係が続いたのではないかなと思うのですが、その辺り微妙な距離感でした。
で、岡崎さんはミステリー系の作家なのでお話の中にはところどころミステリーの要素が入っているのでその辺りを読み込むのも面白いと思います。

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