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赤と青のエスキース 青山美智子
あらすじ
大学生のレイは交換留学生としてオーストラリアのメルボルンに来た。しかし、現地になかなか馴染めなかった。そんな中、バイト先の免税店の先輩に誘われて出かけたバーベキューで日本人だけど両親とオーストラリアに移住したブーと出会う。二人は、レイが日本に帰るまでの間という期限付きで付き合うことになるが…。
ここからネタバレ含む感想
レイがモデルとなり描かれた「エスキース」という1枚の絵が絡んでくる4話の物語で、それぞれ年も性別も違う人たちが入れ替わりながら語りを務めている。
最初の話は、レイをモデルに絵を描かれるまでのお話。(この絵が「エスキース」となる)
2話目は額職人がこの絵にピッタリの額を作る
3話目はこの絵が飾られている喫茶店で展開する漫画家の師弟のお話。
4話目はパニック障害になり休職を余儀なくされる女性。その元彼の家のマンガ本の中にエスキースの写り込んでいるインタビュー記事の切り抜きが出てくる。
そして、エピローグでこれらの話をつないでいく、絵の作者の語りとなる…。
4話目のラストで「ん、ん、ん…」となり、エピローグで「なるほど~」となってもう一度読み返したくなる展開となります。これ以上書くと一番面白いところがネタバレになってしまうのでぼかしていますが…。
少し時間をおいてからもう一度読み返してみようと思います。
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