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ぼくのメジャースプーン 辻村深月

あらすじ

小学4年生のぼくには、代々受け継がれているという不思議な力を持っていた。そのことを知ったお母さんは、その力は絶対に使ってはいけないとぼくに言ったけど、ぼくは、同じクラスのふみちゃんがある事件に遭遇し、その事件の犯人にその力を使うことを考えていた。それを知ったお母さんは、一族の中でぼくと同じ力を持っている先生の所へ行くようにぼくに言った。そこでぼくは一人で先生に会いに行くことになった。
読順5番目です。(注)この本は、必ず「子どもたちは夜と遊ぶ」より後に読むことをお勧めします。絶対に、先に読まないように…。

ここからネタバレ含む感想

小学校で起こった事件をきっかけに同じクラスのふみちゃんは心に深い傷を負ってしまった。その犯人は捕まったけど、ふみちゃんが受けた心の傷ほどには重い刑になる判決は出なかった。そこで、ぼくは、自分の持っている力を犯人に使うことにした。犯人と面談するのは1週間後、その間に一族の中で同じ力を持つ先生に力のことについていろいろ教えてもらうことになった。先生はぼくに力についていろいろなことを教えてくれた。それでぼくは力について知ることができた。
話の内容は、こんな感じです。辻村さんのお話は、ネタバレせずに感想を書くのがとても難しいのですが、ふみちゃんが傷ついた以上に、ぼくも傷ついていた。それでも、ぼくは力を使うことにしたとまとめるとこんな感じです。
読み終わってみると、小学4年生にしては重い十字架を背負ってしまったぼくが何とか、自分の力を最大限に使って犯人に復讐しようと考える物語なのです。しかし、それを誰にも気づかれずに着々と準備していく様子は、とても小学4年生とは思えないのですが、ぼくにとってその事件はそれほど重かったのだろうと推察されました。これ以上は、感想も書けないなぁ…(笑)

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