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アンと愛情 坂木司

あらすじと感想

和菓子のアンシリーズの3冊目です。
なんとなく「日常の謎」ミステリーの要素も含んでいるデパートに入っている和菓子屋さんのお話です。
この本は和菓子屋さんということもあり季節のイベントがいろいろ出てくるのですが今回は成人式、バレンタインデーなど季節のイベントにかかわるお話と和菓子のルーツ的なお話でわらびもち、おせんべいなど登場します。
お菓子に関する知識も増えるし、調べながら書くのも大変なのかなぁ~とも思いました。個人的には、わらびもち…いつも、わらびもちの表記を見るとつい裏返して原材料を確認してしまいます。わらび粉使ってるものって本当に少数派で少ないんですよね。わらび粉を使った本格的なものはホントぷりっんとしていて独特な触感が楽しめます。(お値段は楽しめませんが…)
せんべいの話はなるほど!と納得してしまいました。たしかに、せんべいって庶民の味、ほうじ茶とか日常的に飲んでいるものに合いますよね。

ここからネタバレ含む感想

そろそろ同じ店のメンバーだけだと似た感じの展開になるのかな…と思っていたら、応援メンバーとのお話、それから、異動のお話とちょっと今後展開のありそうな内容が出てきたので、さらに続編の構想も考えながらの展開かなぁ…と深読みしていしまいました。高校卒業して、アルバイト始めたお店で時間も経ってきたのでそろそろこれからの自分について見つめるのみいい時期に来ているのかな…と思います。それから、大学生の桜井さんもそろそろ大学卒業こちらも変化がありそうな…残るのはアンと立花くん、この二人の微妙な距離感もこれからどうなるか楽しみです。

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