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【解説】マネしたい!心が軽くなる口癖

「否定的な考えにとらわれやすい……」
「モチベーションは下がるばかり……」

そんな「心が疲れやすい人」は、言葉に注意を向けてみましょう。じつは、口癖を変えてみるだけで、心が軽くなるかもしれません。

今回はシチュエーション別に、心が軽くなる口癖をご紹介します。

1. 勉強と仕事の両立について悩んだとき

  • 「疲れた」ではなく「お疲れさま」と言おう

つい「疲れた」と言っていませんか? 

『脳に悪い7つの習慣』の著者・脳医学者の林成之氏は、「疲れた」という口癖は、脳のパフォーマンスを下げると指摘します。否定的なレッテルを貼られた情報に対しては、脳は活発には働かないのだそう。

たとえば、勉強前に「仕事で疲れた。勉強するのつらいな……」と言う癖があると、勉強自体にマイナスの感情が生まれ、本当に苦痛を感じてしまうのです。

とはいえ、疲れているときにポジティブな言葉はなかなか言えないもの。そこでぜひ使いたいのが「お疲れさま」という言葉。

2. 対人関係について悩んだとき

  • 「〇〇のせい」ではなく、「〇〇のおかげ」と言おう

すぐに「〇〇のせい」と言ってしまう方、注意ですよ!

「〇〇のせい」が他人に向くのもよくありません。

他人の不幸を願うような感情を抱くと、ストレスホルモンの「コルチゾール」が分泌されるのだとか。その結果、脳や心身に悪影響が及ぶと言うのです。

「自分のせい」「あの人のせい」——このような自責・他責の口癖は心を次第にむしばんでいきます。それを打ち消すために、「おかげで」と感謝の言葉を使ってみるのはいかがでしょうか?


3. 仕事が思うようにいかず悩んだとき

  • 「〇〇すべきだった」ではなく、「〇〇はできた」と言おう。

寝る前に、その日の仕事でうまくいかなかったことを思い出して、「あのとき、〇〇すべきだった」と後悔していませんか? 

脳は眠りについた瞬間にその日の出来事を再生するのだそう。日中抱いた嫌な気分を寝る直前まで抱え続け、「これはダメだった、本当は○○するほうがよかった」などとつぶやいていると、睡眠中の脳内で否定的な出来事が何度も繰り返されると言います。

そこで「〇〇はできた」という具合で、寝る前に “今日うまくいったこと” を思い出す習慣をつくること。脳には「最後を強く記憶する」という性質があるので、一日の終わりにポジティブな感情を抱けば、肯定的な記憶をもてるそうです。

4. まわりと比較して悩んだとき

  • 「自分なんて」ではなく、「だからこそ」と言おう。

「同僚や友人は成果を出しているのに、自分なんて……」。このように自分を卑下する言葉も、心の調子を崩す口癖のひとつです。

そこで、自分のことを自らさげすむ言葉を言ってしまったら、「だからこそ」という言葉に変換してみてください。

「だからこそ」は、マイナス面からプラスの側面を見つけるのに有効なフレーズ。もしも「自分なんて仕事が遅くて……」と思ったのなら、「“だからこそ” 丁寧に対応できる」と言い換えるのです。


いかがだったでしょうか。口癖から人生を好転させていきましょう。

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