後楽園ホールに行ってきた #4 【NOAH】
僕にとって後楽園ホールという場所は特別な会場で、日本で1番後楽園ホールが好きです。 後楽園ホールは決して大きな会場ではなくて、どの席からでもリングが見やすく、超満員になった時の密集具合がいい。今のコロナ禍ではあんまり密集できないけど、コロナ禍になる前で歓声ありの超満員の後楽園ホールは、リング上のプロレスだけでなく、お客さんの歓声からもエネルギーを得られる。個人の感覚の話なので説得力はないけど、東京ドームや両国国技館のような大きな会場とは違ったものが、後楽園ホールでは感じられる。後楽園ホールでお客さんが一斉に選手の名をコールしたり、1・2・3をカウントした時に身体で感じられるものは、独特である。なので、コロナ禍になって歓声なしの状態の会場にいると、プロレスに歓声がいかに必要かよくわかる。
試合が全て終わって後楽園ホールを出ると、いつも東京ドームの横を通って後楽園駅に向かう。東京ドームという場所はプロ野球やライブイベントなどで、いつもすごい人混みだけど、後楽園ホールでの夜の興業が終わって帰る時間は閑散としていることが多い。例えると夜の渋谷から人がほぼいなくなったような感じ。
プロレスに熱狂した後にこの閑散とした東京ドーム周辺を歩くと、プロレスめっちゃ楽しかったなと、余韻に浸れる。楽しい時間が終わってしまったなと寂しくもなったりもするけど、僕は後楽園ホールからのこの帰り道がすごい幸せを感じられる。。
そんな感じで、26日に観戦してから1週間近く経った現在10日2日にこの記事を書いている。僕にとってプロレス会場に行くことは、非日常的でとても刺激的な時間であって、1週間経った今までも余韻に浸っている。
1週間前、N-1VICTORYの各ブロックのリーグ戦は全て終わり、決勝トーナメントに進出する4人が決まった。そして、1週間経った明日10月3日N-1の優勝者が決まる。
そして、更にその1週間後の10月10日大阪府立体育館にて、優勝者が丸藤正道のGHCヘビーのベルトに挑戦をする。
僕が引っかかっていることは、優勝者決定戦からタイトルマッチまで前哨戦がないということ。今回、決勝トーナメントに進出したのは、清宮海斗、拳王、中嶋勝彦、船木誠勝なんだが、この中の清宮、拳王、中嶋が優勝した場合は、丸藤と何度か前哨戦を繰り広げてからタイトルマッチという流れのほうが面白そうだなと僕は勝手に考えている。
前哨戦があった場合、この3人は、丸藤よりもキャリアは下なのでNOAH所属の中での世代闘争が繰り広げられると思う。NOAHで新しい景色をみせたい清宮、丸藤・杉浦時代を変えたい拳王、チャンピオン時代に丸藤と戦えなかった中嶋、この3人の丸藤との関係性を考えると、優勝していきなりタイトルマッチというのは、何かもったいない感じがする。
決勝トーナメントに残った4人の中で、優勝したら1番意外性があるのは船木誠勝だろう。4人の中では唯一ベテランであるし、強いのはもちろんだけど、1日に2試合勝たなきゃいけないという条件は、年齢的に他の3人よりは不利といえる。しかし、船木が優勝した場合、話題性は1番あるだろうし、逆に前哨戦なしで、優勝した勢いのままいきなりタイトルマッチに挑んだほうがいいだろう。
僕はこれからのNOAHを引っ張る選手に優勝してもらたいが、ストーリー性を考えると船木誠勝が優勝しても面白いだろうし、文句はない。
武道館大会まで残り3ヶ月を切り、そろそろ武道館のメインがどうなるかも視野に入ってくる。それまで、あと何回GHC戦があるかはわからないけど、誰が優勝して誰が丸藤に挑戦するか、そして大阪で丸藤が防衛するか、挑戦者がベルト奪取するかは、武道館大会に向けて大きなキーポイントになるに違いない。
後楽園ホールに行ってきた#1~4、閲覧ありがとうございました。
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