見出し画像

武道館に行ってきた 【NOAH】

気がつくとトレーの上のダブルチーズバーガーとチキンナゲットがなくなっていた。あれ?今、自分食べたっけ? お風呂で考え事をしていたら、今、自分頭洗ったっけと思うときと同じような状態。
武道館から出て九段下の交差点を渡るときに、自転車を押した某選手がいらっしゃった。びっくりして、声をかけてみたら、反応してもらえて嬉しくて、その喜びとプロレス観戦後の興奮で気がついたら食事を終えてしまっていたんだと思う。(ご時世的に声をかけてもよかったかどうかは少し反省)
それと単純に物凄く空腹だったっていうのもある。16時に始まった興行が終わったのは20時半過ぎ。10試合全て時間たっぷりやって、ボリューム満点の興行で、内容的には大満足でお腹いっぱいだった。ただ実際の胃袋は空腹だったというね。

画像1

長時間の興行の中で1番印象的だった瞬間は、メインイベントの潮崎豪がリングインしてから中嶋勝彦の入場に切り替わるときに、場内の照明やペンライトの色が一斉にからに変わる瞬間だった。ノアと言えば三沢光晴のエメラルドグリーンの色が強かったけど、もう今はその色だけじゃないんだなと改めて思わされたから。かと言って、完全に緑が消えていくわけではなく、その色も残しつつ新たな色が増えていくのが、今のノアのいいところに感じる。
かつて、新日本プロレスが猪木イズムから脱却して今の勢いを取り戻したという例があるけども、ノアは三沢光晴とかいろんな過去を大事にしながら上昇してほしい。だから、また次の武道館でも試合の間にスパルタンXを流してほしいし、今回はまだ声が出せない状況ではあったけども、会場にいる人がみんな心の中で三沢コールをしてるような雰囲気がとても心地よかった。

メインイベントの中嶋勝彦と潮崎豪のGHC戦は、今さら書くことじゃないんだけど、やはりキックとチョップの打ち合いが凄かった。自分の座っていた武道館の2階の後ろの方の席でも、打撃の爆発音が響いてくる。大谷翔平の160キロのストレートをお互いの身体にぶつけているかのような迫力だった。しかも、打ってるほうも凄いけど、受ける方も全然引かないっていうのが狂ってる。この攻防はノアでしか観れないし、これだけでチケット代の元をとれた気分になれる。
結果は30分の激闘を中嶋勝彦が制して3度目の防衛に成功したわけだけど、正直、どちらが勝ったとか負けたとかどうでもいいです笑 中嶋勝彦と潮崎豪の闘っている様が美しくて、それを観ている瞬間が僕はすごい好きなので、これからもまだまだ闘い続けてもらいたい。

1.1を終えたノアの次の大きな闘いは1.8だけど、これからのノアの流れやベルト戦線の行方もすごく気になるところ。
2022年に僕が観たいカード、1つは拳王と丸藤正道の抗争。拳王がヘビー級に転向して頭角を現してから、拳王は常にノアイコール丸藤・杉浦時代を終わらせると発言してきた。それから、何度も杉浦貴とは闘ってきたが丸藤とはリーグ戦でしか闘っておらず、拳王の丸藤越えはまだ成し遂げてはいないと思う。だから、ノアの顔をかけて本気の拳王と丸藤の闘いに期待している。
もう一つ観たいのは、中嶋勝彦とマサ北宮の因縁の対決。現GHCチャンピオンである中嶋勝彦は、昨年に行われたマサ北宮との金網戦に敗れたままである。これは中嶋勝彦は負けたままチャンピオンではいられないはずだ。それと、マサ北宮がそろそろシングルのベルトに行ってほしいという気持ちもある。2021年のマサ北宮はGHCタッグで杉浦貴という高い壁を超えて勝利をもぎ取った。その勢いのまま飛躍すると思われたが、そうはいかなかったので、今年こそは壁をぶち破って活躍することに期待している。

そんな妄想をしていたら、いきなり組まれてるというね。いったいどうなるのでしょうか?

最後に、ここまでいろいろと書いてきたけど、結局何が言いたいかっていうと、元日から武道館で最高のプロレスが観れて、大満足だってこと!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?