タイのアイドル紹介 - Love Letter

2020年3月21日 02:42

今回紹介するグループはこちら。

Love Letter ラブレター

私の推しグループのひとつです。

■おすすめポイント（日本人向け）

メンバーのうち3人が日本語堪能（日本人と話しているのと変わらない）なので非常に接しやすい。
一推しにしているオタクが少ないため特典会が平和（もっとオタク増えてくれ）。二推し三推しのオタクはたくさんいるのでライブは結構盛り上がる。
他のグループよりチェキ単価が安いためお財布にも優しい。

■グループ概要

Siam☆Dreamと同じSiamdolが運営しているグループ。2013年結成。私の知る限り、現存する地下アイドルグループの中で最も古い。
YouTubeの Love Letter公式チャンネルには2014年からの活動記録が残っており、その歴史を垣間見ることができる。
2020年3月現在、メンバーは7人。世代的には8期となっている。
同年8月、Makirinが卒業し6人となった。

もともとカバーダンスを多くやっていたが2019年後半にオリジナル曲が3曲になって以降、対バンでカバー曲はやらなくなった。
歴史は長いもののSiamdolの他のグループと比べると活動は控えめで、最近は月に1、2回程度のイベント出演の傾向。
メンバーそれぞれがFacebookライブをやったり、高頻度でYouTubeで動画が公開されたり、メンバーが集まってオンラインゲーム配信するなど、インターネット上での活動は非常に盛ん。

2020年12月17日、SNSにてグループの解散が発表された。同年12月27日開催の『MaruYa #31』にて8年間の活動を終える予定だったが、COVID-19の再燃によりイベントが延期となったため解散も一時保留となった。最終的に2021年1月23日にオンラインでラストライブを行い、翌24日のオンラインミーティングをもって解散した。

■メンバー

この記事を書いている2020年3月時点で既に卒業しているメンバーについては詳しくないため割愛します。

▼Akairin：1期メンバー。赤色担当。7月23日生まれ。日本語が堪能。
アカリンではなくアカイリン。本人曰く「アカリンは他にたくさんいるのでオンリーワンの名前にしたかった」
さすが初期メンバーなだけあって歌もダンスも強い。非常に真面目で受け答えも常にハキハキしている。
名探偵コナンが大好きで、部屋にはコナングッズが溢れている。日本に短期留学した際にはコナンの映画を観に行っていた。

▼Hikarin：1期メンバー。黄色担当。11月15日生まれ。日本語が堪能。
Siam☆Dreamと兼任。Love Letterでも衣装作りを担当している。YouTubeのLove Letter公式チャンネルで公開されている動画はほとんどHikarinが編集している。古い動画では撮影を担当していることが多いため声だけ出演のことがよくある。
イラストを描くのも上手で、LoveLetterのグッズなどに登場する"KumaP（くまプロデューサー）"やYouTube動画で描かれるメンバーのイラストもHikarinによるもの。

グループ兼任、衣装製作、動画編集、イラスト、歌、ダンス、日本語、英語、毎日SHOWROOM配信、なんでも食べる、性格良し、かわいい…才色兼備とはまさにこのことか。

Siam☆Dream結成から1年間くらいはLove Letterとしてステージに上がることは稀だったことから、兼任の大変さが伺える。2019年秋頃からは活動が安定してきたからか、両グループが同じ対バンに出演する際にも両方に出演するようになった。

▼Merorin：6期メンバー。ピンク担当。3月29日生まれ。日本語が堪能。
ダンスが得意で、踊ってみた動画を頻繁に公開している。
6期オーディションの様子をYouTubeチャンネルで観ることができる。
グループ内で人気ナンバーワン。明るいムードメーカー。笑顔が素敵で、笑うと目が線になる。

▼Sorarin：6期メンバー。青色担当。8月16日生まれ。
ゲーム好き。定期的に行っているFacebookライブではゲーム配信することが多い。
私から見たイメージはクールでカッコよくてかわいい。えくぼがとても良い。
プロレスにも関心があり、Siamdolが協賛するプロレス団体SETUPの旗揚げ公演では開幕の挨拶のためにリングに登壇した。SETUPの前身であるガトームーブの試合に出たこともある。
私の"日本語は話せないけどよくチェキに行く"ひとり。言語の壁があってもフィーリングが合えばコミュニケーションを取ることができるということを実感できる。

▼Minorin：6期メンバー。オレンジ担当。7月17日生まれ。
メガネっ娘キャラだが、メガネを外すとわりと美少女。見かけによらず積極的でひょうきんな性格で、グループ内でのムードメーカー的な存在でもある。
最初見た時はダンス大丈夫かなと思ってたけど、最近は見違えて良くなった。

▼Umerin：8期メンバー。茶色担当。9月3日生まれ。
結構なアイドルオタク。グループ加入後もアイドルの対バンイベントによく出没する。MIXもオタ芸もするし、ハム太郎とっとこうたでサークル作って走る。
Wanna be zombieのMIXはFacebookライブ配信中にUmerinが考えて決めた。

▼KumaP：くまプロデューサー。公式グッズや告知などの画像にしばしば描かれる熊のキャラクター。Hikarinによって生み出されたものだと思うが、詳しい出生については謎（単に私が訊いてないだけ）。
LINEスタンプにもなっている。

■元メンバー

2020年以降に卒業した元メンバー

▼Makirin：7期メンバー。紫色担当。6月11日生まれ。
Minorin同様に、はじめ見た頃よりダンスも笑顔も良くなってきていて、今後の成長が楽しみでもあった。
控えめな性格で最年少のため、みんなの妹的立ち位置でわりといじられキャラとしてメンバーに愛されている。
元Siam☆DreamのNicoとは同じ誕生日で同じ紫色担当である。

2020年8月26日にSNSにて卒業発表。8月29日にFacebookにて卒業配信が行われた。メンバーからもファンからも愛されていたことがうかがえる。

■楽曲

2020年5月現在、4曲の持ち歌がある。4曲とも音楽配信サービスでリリースされている。

▼Love Letter: Message from the Starlight
LoveLetter最初のオリジナル曲。2014年時点で1stシングルとして既に存在しており自主制作CDで配布されていた（CDのリリースイベントの様子がYouTubeチャンネルに残っている）。
当時歌っていたメンバーがAkairinとHikarin以外卒業しているため、7期時点のメンバーで再録して2019年に配信音源としてリリースされた。
メロディーラインがとてもきれいなので、ぜひInstrumentalでも聴いてほしい。

▼หยาดฝนและความทรงจำ レインドロップとメモリーズ
2ndシングル。配信音源としては1stシングルよりも先に2018年にリリースされた。Message from the Starlightと同じくメロディーがとても優しくて心地よい。
ライブではMIXも入るし、落ちサビのAkairinパートで高速クラップしたり、振りコピも楽しい。

▼Wanna Be Zombie
「ゾンビになりたい」というタイトルだが、歌の内容はかわいい恋愛ソングで曲調もポップでかわいい。
初のMVも公開された。MVは私服でのオフショットぽいシーンとゾンビ衣装でのダンスシーンで構成されており非常にかわいい（語彙力）

ライブではイントロ前にSorarin以外がステージ上で倒れこみ、イントロでSorarinがみんなを起こして回るとゾンビになっているメンバーに一斉に襲われるという演出がなされる。私はこの演出がとても気に入ってる。
また、この曲のMIXはUmerin考案によるもの。

▼Tenshi Ka Yo!
香港のアイドルグループ『アリエルプロジェクト』（活動休止中）の楽曲「天使かよ。」のタイ語バージョン。原曲は日本語。
元々かわいらしい楽曲なのだが、タイ語だと少し早口になるのでよりかわいさが増した。
歌詞にある "推し変" や "ガチ恋" など、一部のオタク用語は日本語のまま歌われている。

■衣装

Love Letterの衣装はSiam☆Dream同様にHikarinがデザインして作っている。
2018年より前の衣装は実際に見たことが無いが、過去映像などを見ると8種類ほどの衣装があるらしい。Love Letterの場合は、新しい衣装ができると前の衣装は全然着なくなってしまうので寂しい。（理由を聞いたことは無いが、おそらくステージ数が少ないこととメンバーの入れ替わりによるメンバーカラーの有無が理由だろうと思う）
卒業が発表された2日後に行われた「Siamdol Christmas Party 2020」ではメンバーそれぞれが歴代衣装でライブを行った。

▼Starlight衣装、レインドロップ衣装
黒＋メンバーカラーで伝統的な雰囲気のあるStarlight衣装と、それとは対照的に白ベース＋メンバーカラーのリボンやカラフルで華やかなスカートのレインドロップ衣装。
実は1つの衣装として作られており、Starlight衣装の帯を解くとレインドロップ衣装に早替えできるようになっている。よく見るとStarlight衣装時点でレインドロップの袖とスカートの裾が出るようにデザインされている。

ตำนาน
伝説の衣装#LoveLetterKira #らぶれたあ pic.twitter.com/Y0FZ0LBVxw
— Hikarin ヒカリン(LOVE LETTER) (@LLT_Hikarin) December 29, 2020

▼ポスト衣装
2019年4月のIdol On Iceで初披露された。フードがついており全体のフォルムはSiam☆Dreamの初期衣装のブラッシュアップ版のようにも感じる。
正面から見ると全メンバー同じ見た目であるが、後ろ側の半面はメンバーカラーで構成されている。
上着の背中にはポストを模したポケットがあり、チェキを撮る際にチェキ券を入れられるようになっている。
全体的にパステル調の色合いでとてもかわいい。
個人的にすごく好きな衣装のひとつ。

▼ゾンビ衣装
2019年11月16日『Autumn of IDOL 2019』でWanna Be Zombieの楽曲と共に初披露された。ゾンビ退治をイメージしてか、ゴーストバスターズのような作業着ぽい雰囲気の衣装。丈の短い上着とミニスカートだが、手が隠れるまでの萌え袖との対比でとてもかわいらしい。
服には蛍光色のペイントに加え、ゾンビの手形、胸にメンバーの名前、背中に"＃らぶれたあ"のロゴがあしらわれておりカッコいい。また、左右で異なる蛍光色の靴下と、これまた蛍光色があしらわれたスニーカーで統一されている。
上着とスカートの下はメンバーカラーで作られたノースリーブシャツと短パンとなっている。シャツの後ろの裾にはハート形のチャームが付いている。
髪飾りや太もものガーターリングにぬいぐるみが付いているが、これはゾンビになって首と胴体がバラバラにされたKumaPである。

▼ラストライブ衣装
2021年1月17日22時にメンバーのSNSアイコンが一斉に変更され新衣装が公開された。
ラストライブのためにHikarinがデザインから作成まで全てを手掛けた。（ジャケットは既製品）
メンバーごとに異なるデザインになっており、それぞれのメンバーの個性とかわいさを引き出している。
ポスト衣装では前面が共通で背面がメンバーカラーとなっていたが、この衣装では前面はメンバーカラーで背面は6色があしらわれたデザインになっている。
衣装の一部にはゾンビ衣装のインナーで使われた生地（チェック生地、ストライプ生地）が使われている。ヘアアクセサリーにはお馴染みのレジンのチャームの他に、ピンクの花びらを模した飾り付けがされている。これは日本の卒業であしらわれる花をイメージしたもの。Hikarinの衣装デザインには泰和折衷の考えがよく用いられる。
惜しまれるのはこの素晴らしい衣装を生で観る機会が無かったことである。

■物販（グッズ販売）と特典会

▼物販
チェキ券（200THB）、ランダムチェキ（100THB）、Tシャツ、タオルなど。Facebookのinboxから会員登録する。入会費わずか50THBなうえにKumaP缶バッジがもらえるのでその時点でアド。現場に通うならば入会以外の選択肢は無い。他のほとんどのグループがチェキ300THBなので安い。ただしHikarinのみSiam☆Dreamと価格を合わせるため300THBとなる。なお、ポイント加算は自己申告制（撮影したチェキの写真をフォームから送る）となっており、管理している中の人が忙しい時期はポイント数の更新まで時間がかかるので気長に待つべし。

他のグループではあまり見ない取り組みとしてポイント制度がある。グッズにそれぞれポイントが設定されていて、ポイントを貯めることで手紙などの景品と交換することができる。（ポイント設定は物販メニューに記載）
制度に参加するには直接またはFacebookのinboxから会員登録する。入会費わずか50THBなうえにKumaP缶バッジがもらえるのでその時点でアド。現場に通うならば入会以外の選択肢は無い。
なお、ポイント加算は自己申告制（撮影したチェキの写真をフォームから送る）となっており、管理している中の人が忙しい時期はポイント数の更新まで時間がかかるので気長に待つべし。

▼特典会
基本的に2Shotチェキ（サインあり）のみ。
事前にチェキ券を購入してチェキ列に並ぶ。状況によってはMerorinだけ別の列になっている場合がある。
自分の番になったらメンバーにチェキ券を渡して撮影、その場ですぐにサイン＆トーク（約1分）を行う。複数枚撮りたい場合は再度列に並び直す。

Siamdol人員とグループ規模の都合から、ほとんどのイベントでチェキ撮影はメンバー同士で行なっている。手伝いがいる場合も基本的に物販の店番だけのことが多い。チェキサインの時間もメンバー自らタイマーで管理している。

Love Letterが出演する対バンには大抵Siam☆Dreamも出演するためHikarinがLove Letterの衣装でチェキを撮ることは珍しい。その機会がある場合は積極的に参加したいところ。