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2024シーズン 第3節 ホーム 川崎フロンターレ VS 京都サンガF.C. ホーム3連敗と現在地の確認

前節ホームで5失点目で敗戦。ホーム2試合で9失点でホームアドバンテージを全く活かせない状況で迎えたホーム2連戦となります。
前節1週間でどこまで改善されるのか、監督の腕の見せどころです

スタメンをイジってきました。
ソンリョンから上福元へ ボールフィードの改善を意識したものですね。
脇坂・瀬古・山本の中盤、右サイドバックに橘田、謎のエリソンベンチ外で山田が
トップに入ります。
中盤の構成は現時点でではこれがベストだと思います
守備の強度は、ありませんがボールを保持することを優先にボール支配率を上げることで守備の軽減を図る戦略は川崎フロンターレが培ってきたDNAです。
ここで相手を上回る、今のトレンドではありませんがサッカーの魅力はここにあると思っています。

キックオフです、開始そうそう待たしても6分に失点。。。
前節でも呆れましたが、またかという感じで絶望感満載でスタートが、VAR判定でハンドにより取り消し振り出しに戻ります。
VAR判定で救われましたが、相変わらず守備がゆるくチームとしてボール奪取のポイントが作れず、原1人にボールを収められて苦戦する昨年ホームの対戦と何も変わっていません。

その後今日のスタメンのフォーメーションによる効果がではじめます。
中盤の3枚と右サイドの橘田でボールを散らし前プレスを剥がしてボールを運びます。
やっとビルドアップ課題を解決した見ていて気持ちいのいいサッカーが帰ってきました
ボールを支配することで、相手自陣でのボール奪取も可能になり敵陣で試合を進めます
この形のメリットは、いくつかあります
攻撃面
・ボールを支配することで相手を動かし体力を削ぐ
・相手のクリアーが苦しい状況でのクリアーになるためセカンドボールの回収率が上がり2・3次攻撃ができ継続的に攻撃できる
・ゴールの近くでボールを奪取することができ得点の可能性が上がる
守備面
・相手をゴールから遠ざけることができる
・そもそも被シュート率を下げることができる。そもそも相手にシュートさせない

トレンドのハイプレスとは、考え方のベースが異なります。
ハイプレスは、自分達がボールを保持するのではなく、ボールを保持する相手にハイプレッシャーをかけてビルドアップミスを誘いよりゴールに近い場所でボールを奪い短い手数でゴールを奪うサッカーです。
もちろんこれも立派な戦術で、勝利に特化した戦術だと思います。
ただ私は、この戦術にはワクワクしません。だからこそこの戦術を上回ってきた今までの川崎フロンターレが好きなんです。

試合に戻ります。
前半一方的に、ボールを支配してゲームを進めますがゴールをこじ開ける怖さがある攻撃にはならず、0−0で前半を終了します。

後半に入ると京都が動きます。
右サイドの橘田対策として、 マルコ トゥーリオが入ります
これが聞きました。 橘田が自由にポジションが取れなくなってしまい、前半あれだけ自由にボールを支配してたのに全くボールを保持できなくなってしまいました。
その状況で京都ペースで試合が進む中、後半65分にコーナーキックからこぼれ球をマルシーニョが収めきれず、相手に溢れたボールのクロスに合わせたシュートを上福元が一度はストップしましたが、弾いたボールが相手のわたり失点、先制点を許します。
失点のシーンは、全てにおいて集中力がかけておりフリーでクロスを上げさせて失点しています。守備が他人任せで誰も絶対に止めるという意気込みが感じられなかったですね。仮にこのピンチを凌いでもその後やられていたと思います

こうなってからまだ救いだったのが、ACL、ジュビロ磐田戦では反撃に出て追いついていましたが、この試合は全く得点の可能性を見出せず交代が全く機能しない謎の采配で終了間際には京都に自陣コーナー付近でボールをキープされて試合終了です。 
※ゴミスの幻の初ゴールは、VARで取り消し

総括
過去の実績に囚われすぎて、現在地を見直す必要がありそうです。

ボールを保持してゲームを支配する、目指すサッカーのためメンバーチェンジは良かったと思いますが、機能していた前半は無得点、後半全く機能しなかったこと。
左サイドの三浦を3バックのポジションにして彼の良さを消してしまったこと
クロスの精度を比べれば終盤に彼のサイドからクロスを上げるべきでしたが
瀬川の右サイドからのクロスを重要視したことなどチーム戦術として矛盾していることが多くありました。
主力メンバーが抜けて、チームづくりに時間がかかるのはわかりますがもう少しルールを作らないといつまで経ってもチーム力が上がらないと思います。

3節までの、湘南ベルマーレ、ジュビロ磐田、京都サンガF.C. この相手に1勝2敗であること。ACLを勝ち抜いていれば多分2チーム編成で戦っていたと思いますが、主力スタメンメンバーでこの結果は厳しいものがあります

昨シーズン私が応援を始めて過去最低の成績、内容も伴わない辛いシーズンでしたが今シーズンは、さらに過酷なシーズンになりそうです。
正直3節までの相手にこの内容と結果であれば今年は残留争い、最悪降格も覚悟しなければなりません。
2017年の初優勝から右方上がりで成長を続けた2021年シーズンまでの印象が強すぎて常にそことの比較が今の実力と期待値に大きな乖離を生んでしまっていると思います。
要因は、いろいろありますが根っこのところはやはり2022年。
アジア戦略と銘打って、5億をチャナティップに使ったところ
三笘・田中碧・守田・旗手 の 移籍が原因ではなく、補強の目測を誤ったところにあると思います。例えばマリノスが戦力を維持できているのはアタッカーの補強を的確に行ったところ。
前線にブラジル人のアタッカースリートップにさらに交代選手でもそれに匹敵する左右のウィンガー宮市、水沼といった交代後に勢いをつけることができる選手を確実に補強することで戦力を維持してきました。
2020年交代で三笘が入って終盤にめっぽう強くなったことを思い出してください。
例えば、2022年にエリソン級の選手を2名✖️2億でとっていても4億
さらに怪我が長引いたジェジエウの補強でCBを1名に1億使用することができました。
仮にこの補強があればおそらく3連覇することができたでしょう。
結果ACL制覇などに繋がったかもしれません。
2023年も瀬川・大南とそれなりの活躍はしましたが優勝を狙い続けるチームとしては物足りないものになりました。
Jリーグで大金を叩いて補強し続けることはできませんが、プレミアトップ、リーガのトップチームは、ユースからの育成をメインとせず的確な補強によるチーム編成することで常にトップの環境を維持しています。
もしユース選手成長させたければ高井は昨シーズン最後まで使い続けるべきでした。
前節の出来が厳しいものでしたが、今節も使い続け経験を積ませて谷口のようなディフェンスリーダになれるように育てるべきです。
今年は的確な補強だと思いますが、今度は現場が使いこなすことができず、ボタンのかけ違いからチームの完成度下がり現状に至っていると思います
このまま沈んでいくのか、最低ラインとして留まるのか、盛り返すことができるのか
チームとして正念場です。
仮に次も敗戦することなると、監督更迭の話もあがりかねません。
控え組に奮起を期待したいところですが、長野パルセイロとのトレーニングマッチも1−2で負けてしまいました。
スタメン組は勝ちきれない、控え組はアピールできない、特効薬があればいいですが
チームがバラバラにならないことを祈るばかりです。

次節 アウェイ 鹿島アントラーズ戦 ここ8年負けていない相性に賭けるしかない寂しい状況となりますがなんとか立ち直って欲しいですね

次節フォーメーションを変更して以下のシステムで選手を良さを生かして欲しいです
パターン1
マルシーニョ エリソン
    脇坂(家長)
三浦 瀬古 山本 山内
 丸山 高井 大南
   上福元
控え
ソンリョン・佐々木・松井・ゼ リカルド・瀬川・小林・山田・家長

パターン2
   ゴミス(山田)
マルシーニョ エリソン
 (脇坂・家長)
三浦 瀬古 山本 山内
 丸山 高井 大南
   上福元
控え
ソンリョン・佐々木・松井・ゼ リカルド・脇坂・小林・山田・家長

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