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韓国~熟年離婚がなかなかできない意外な理由&うちの夫婦仲について

 今回は韓国の離婚事情について、そしてうちの夫婦仲についてお話していきたいと思います。

 futaoshimeroさまのシンプルながらも奥の深さを感じさせてくれるイラストを使わせていただきました。ありがとうございます!

韓国の熟年夫婦仲

 といえば、「何々?日本と違うんでしょ?」。。。「そうなんですよ!」とお答えしたいところですが、ここも変わりません。↓↓

 この記事で、夫としての韓国人男性について、日本人男性と変わらないとというお話をしました。逆に妻としての韓国人女性も日本人女性とあまり変わりはしないわけで、、、そうなるとやはり夫婦仲に関しても、まあ日本と大差はないのであります。

 少数派ですが(笑)「真に仲良い夫婦」もいれば、「上面だけ仲良く家では喧嘩夫婦」「冷戦夫婦」「堂々と別居夫婦」。日本では「あるある」な夫婦のカタチが、ここ韓国にも同じようにあります。ここでちょいと気になる浮気だとか不倫だとかそっち方面も然り^^よく分かりませんが、男女の関係、夫婦の関係って世界どこ行っても同じなんじゃってのが率直な思いですが、どうなんでしょう??

 日本だと、あまり相性の良くない夫婦が、子育てを一段落終え、お互いの人生をやり直そうと「熟年離婚」「熟年別居」を選択するケースが増えてきているようですね。人生100年と言われている昨今、私個人的には、この考え方には賛成です。

じゃあ韓国は、どうなの?ですが、、、

韓国の熟年離婚事情

「離婚?そりゃしたいよ」と思われている中年層韓国人ここかしこに溢れんばかり。しかし、、、「でもね、子供の結婚のこととか考えると、、、」と躊躇してしまう方が多いようです。???

どういうことか?

「あぁなるほどね」と思われる方いらっしゃると思います。

 お察しの通り。韓国では、結婚相手が自分の愛する娘、息子にふさわしいか判断する際、相手方の「家」の全てを見ます。親の人となり、家庭環境、職業、家系、懐事情に至るまで。(今の日本でもそうなのでしょうか?)そして、韓国でも信じられている「子は親の鏡」。離婚したとなると大きく減点されてしまうわけです。親が別れたせいで結婚できないというケースがある。嘘のような本当の話。これは、直に韓国の方々から聞いたことです。

 しかし、最近の韓国では、結婚したくても相手が見つからなくてできない人(特に男性)が増えてきているので、相手方に求める「こだわり」は、大分なくなってきてはいるようですが。

「離婚」に対する認識

 日本でも確か以前は「バツイチ」と言われ異端視されていたきらいがあったように記憶していますが、今はどうなんでしょう?そういったケースが増えているようなので、もうマイノリティではなくなっているのでは? 

ここでちらりと脱線。

 私が通っていた英会話教室で「離婚」が話題になったことがあります。アメリカ人の先生に「韓国では子供のことを考えると離婚は良くないことという認識が強いですが、アメリカはどうなんですか」と誰かが質問しました。すると「離婚?ノープロブラムだよ。むしろ親がハッピーになるほうが子供にいい影響を与えるよ」とのこと。

 以前から米国のドラマや映画を観ていて感じること、この人たちは「家族や属しているグループ」全体の幸せよりも「個人」の幸せを追求する人たちなんだなってこと。結婚離婚も然り。当人同士が幸せならノープロブラムで周りはただそれを見守り励ます。韓国だと、周りの思惑を巻き込んで、いちいちドロドロ劇になりがちですが。^^まあだからこそ、韓国ドラマは面白いのかもしれません。

うちの夫婦仲

 うちは日韓夫婦です。note歴は1年弱。プロフィールに堂々と日韓国際結婚しました~!と表明しておきながら、これまで、あまり夫婦仲や家庭のいろいろについて触れなかったのには理由があります。

 私たちの決してラブリーではない夫婦仲について書くと「韓国人夫だから」とか「日本人妻だから」とか「国際結婚だから」等々、お読みになってくださる方々を否定的な枠にはめてしまいそうだから。

 実際問題^^夫婦仲といいますか男女仲うんぬんってのは、最初の方はカルチャーショックみたいなものもありますが、結局行きつくとこって同じなんじゃと思っています。(結婚以前は日本人男性との長いお付き合いや半同棲も経験しました)カーターの「文化の島」理論↓をここでお借りすれば、海底奥深くでつながっているところが、夫婦仲の行きつくとこだと思っているわけです。

 もしですよ、もし「配偶者が外国人だからここが不満だ!!」という点があるとするなら、、共感できる範囲が狭くなるということはあるかもしれません。

  まあとにかく、うちの夫婦仲について触れないのも不自然な感じがするので、気になる方(おらんわ!!と聞こえてきそうですが::)のために、そして、夫婦のあり方として反面教師になればという思いで書かせていただきました。

 うちの状態は「冷戦&仮面夫婦&子供がいると仲良くなる」って感じです。ここでお断りしておきます!その原因は日韓国際結婚に起因するものではありません!! 

正反対なふたり

 好きで恋愛結婚でゴールインしたのですが、、今思うと私なんでこんな人を好きになったんだろう??なんですよね(笑)夫は私とは全く正反対の性格と嗜好を持つ人です。とにかく細かいとこまで気をつかう。全くそうじゃない私は、きっとそこに一番惹かれたんだと思います。(すっかり他人事)どこかデートに行くにしても分単位で計画し実行するその緻密さときたら。。そこがまた良かったのですが。。。金銭面においても、夫は多少厳格な倹約人。私は?というと金額にはあまりこだわらないタイプなので、そこも頼もしいところだったのですが。。。 

 新婚時代を過ぎ、私は子育て、夫は仕事で余裕がなくなると、さあその正反対さが恋愛時代の時とは逆のベクトルを示してくるわけです。ここまで書けば、だいたい想像していただけると思いますので、具体的なエピソードは端折ります。話せば~書けば~、それは私の愚痴となってしまいフェアではなくなるから。けんか両成敗です。

 ちなみに、唯一といえる共通点があるにはあります。それは人間関係を築いていくのにあまり役に立たない「我の強さ」;;です。

趣味嗜好もかみ合わない ふたり

 とはいえ、性格や思考回路が正反対でも、同じ趣味嗜好を持っていれば、まあ多少の喧嘩込みでも、きっと「楽しいね」の共感で乗り切れると思うのですが、、、

 残念ながら、そこも全く噛み合わないふたりなのです。夫は定住型の日常生活を楽しむタイプ。私は?というと、定期的にフラフラ(旅行)しないとストレスが溜まってしまうタイプ。食べたいものも合わない。したいことも合わない。全てにおいて合わないのです。唯一の共通関心事は、コーヒーと株式投資です。しかし、投資のスタイルも違うため、話すとやっぱりぶつかってしまい、結局、棘のある終わり方をしてしまう。ホント、ここまで合わない夫婦も珍しいんじゃないかと思うほど^^;;

私たちは父母として努力したけど、夫妻としての努力はしなかった

 不幸中の幸いとでも言いますか。。子供にとって、私たちは良き(?)父母として最善を尽くしたとは思っています。反面、良き夫、妻になるように努力したのか??答えはNO;;お互いを配慮しつつ譲歩や妥協をしていく、、、ができなかった。皮肉にも私たちの唯一の共通点「我の強さ」がそれを阻むのです。話し合いをしても平行線。だから自然と冷戦モードに入っていきました。しかし、子供が一緒にいると自然に笑いが出る和気あいあいモードになるんですよね、不思議と。

決定的な致命傷

 それは、「金銭面の不信感」お金の使い道、使い方も全く違うふたり。これが決定的に私たちの間の溝を深いモノにしたものだと思います。「愛があればお金なんて問題じゃない」なんて思ってた私がバカです。


 どうでしょう。こんな感じの夫婦仲です。日本人同士でも「あるある」的夫婦の姿なのではないでしょうか^^?

 ここでもう一度お断りしておきますが、「韓国人夫と日本人妻だから」的な理由はひとつもありません!!

 仕事がら、韓国人の男性と知り合う機会も多かったのですが、この人とだったら上手くいったかもと思われる(ちょっと危ない昼ドラ的思考(笑))方も一人、二人ではありませんでした。ここで主張したいのは、国籍関係なしってことです。

 ラブラブな熟年日韓夫婦

 も、たくさんいらっしゃいますよ^^私が住んでいるチャンウォンというところには、地方都市でありながらも日韓カップルが少なくないのですが、ラブラブでいつもどこに行くにも一緒の熟年夫婦もいらっしゃいます。見ていて気持ちいいですね^^代理満足대리만족(韓国でよく使われる表現で他人の行動を見て代わりに満足感を得る)ってやつです。だからか、ラブラブカップル、夫婦のYouTubeを観るのが大好き^^少女漫画で永遠の愛を洗脳された世代である私、、「誓った愛は一生続く」的な世界の存在を信じたいのであります!!

最後に うちは離婚するのか?しないのか?

 義父母とももう絶縁状態みたいになってるし、うちの日本の両親も娘が帰ってくるだろうと思っているので、自然な流れとしてはする方向だと思いますが、子供のことを考えると、ひとまず子供が結婚するまでは離婚しないつもりです。(この考え方が正しいか否かはわかりませんが、周りからそう説得されております;;)


 







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