「ひとり」を楽しめる団体ツアー！？があればいいな
旅は遠い場所から
40後半の旅好きとしては、とても身に染みた言葉だ。歳の数に反比例して減っていく心身のエネルギー。だからこそ、旅の目的地は、遠いところから先に選ぶこと。どちらのnoterさんのお言葉だったか、記憶に残っていないのだが、ハッとさせられた。
１年１年、体力の衰えを感じているが、旅したいというエネルギーは、まだまだ健在。さて、どこから旅るか。思いつくのは、地球の反対側、南米。マチュピチュ遺跡などの古代文明、イグアスの滝などの大自然。こんなとこ、体力がある時に行っておかなきゃいけない。
私の理想は一人旅。「地球の歩き方」を購入し計画し、早速といきたいところだが、、「南米＝治安が良くない」といったニュースを度々目にしたせいか、正直怖いのだ。「おばちゃんなんだし、怖いもん無し！！」とも思うが、なにかしら二の足を踏んでしまう。
夫と一緒に行けば？答えはNO。夫と私は旅のスタイルがまるで正反対。特に「食」が問題である。
私は、その国でしか食べられないローカルフードを食べ歩くのが大好き。韓国人である夫はというと、、食べ慣れないものを食べると胃腸を壊しやすい体質で、食べ歩きを楽しめない。沖縄に行った時は体調不良に悩まされ、歩けなくなった。美食国であるフランスに行った際も、韓国人の経営する民宿に泊まり、韓国食を食べるはめとなった。自国である韓国の食べ物でさえ（カンジャンケジャンなど）食べられないもの多々な人なのだ。
それに加え、夫と私は、お金の使い方や関心事が異なるため、旅を続けるうちに、お互い不満が溜まり、イヤ～な雰囲気になったりする。だから、夫と行く選択肢はない。
じゃあ、旅行社の「パックツアー」を利用すれば？
そう！！行程などの諸々を考える必要もないし、割安で行ける。それだと思い、おひとりさまでパックツアーに参加した体験記エッセイを何冊か購入し、読んでみた。「私には無理かも；；」と思った。ひとりで果敢に団体ツアーに参加した作家さんたち。最初はソロ行動していたが、旅の後半には他のメンバーと見事に仲良くなり、和気あいあいなムードになっている。
海外の長旅にて、一日中行動を共にすれば仲良くなるのは、ごく自然なこと。旅の感動を共感できる喜び。しかし「私」という人間は、自分一人で満足すればそれで良し。他人と感動を共にしたい欲求がない。むしろ気疲れしてしまう可能性が高そうなのだ。
子供の頃から、団体でワイワイするのが苦手であった私。思考回路や共感ポイントが普通の人と違っているようで「変わっているね」と言われること多々だった。人に合わせることも不可能ではないが、空気をシラっとさせないよう、いちいち考えてしまうため、とても疲れる。このことを友人に話すと「それはアスペルガーかもね」と言われた。検査してもらってないから断定はできないが、そうかもしれない。
こんな理由で、「パックツアーでワイワイ」への参加はあきらめることに。はあ；；どうしよう。しかし、ふと思うのだ。こんなことを思う人は私だけなんだろうか？と。
SNSやインターネットの記事を眺めると、世の中には、いろんな理由から、私みたいな「人付き合いで疲れてしまう」人は一定数いるようだ。
そんな人たちの中には、どこか見知らぬ遠い遠いところへ「ひとり旅」したい。でもひとりは心細いし、怖い。でもパックツアーは無理；；じゃあ諦めるしかない；；という人は、絶対いると思う。
そんな人のための「『ひとり』が楽しめるパックツアー」があればいいなと思う。「なんじゃそれ？」と思われるだろう（笑）。
こんな風にしてはどうか？
規則をつくるのだ。
１．他の人に話しかけない。
２．写真撮影を他の人に頼まない。プロのカメラマンを同行させる
３．食事は、1テーブルにひとりで座る。
特に2番は大事だ。「写真撮ってください」その場の感動に浸っている時に、いきなり頼まれる。そういうこともあるだろうと写真を撮るわけだが、思っている以上にエネルギーを消耗する。
この素晴らしい背景にて、記念写真を残そうとするこの方たち。この写真は、彼らにとって一生の宝物になるわけで、きちんとした品にしてあげなければと気を使ってしまう。そんなこんなに意識を持っていかれ、旅の主人公である肝心の私は、壮大な背景の前でひとりシラケてしまうのだ。
こんなこと考えてる人いるの？？（笑）絶対に存在すると信じている。「パックツアー」は、旅の煩わしい諸々を代行してくれ、比較的安全な海外旅行が実現できる素晴らしいものだと思う。これまでは、「目的地」に焦点を当てたものがほとんどだった。だが、これからは参加する人に焦点を当てた、多様なツアーができればいいなと思う。
「『ひとり』を楽しめるパックツアー」誰か作って～～～＾＾
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