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鬼滅の刃の終わり方に大満足だったという話

※当然ですが最終回までのネタバレが含まれますので、ご注意ください。 私は炭治郎が鬼になった時「ああ、これは第一話の逆転の構造を経て、禰豆子と2人、雲取山の炭焼き小屋に帰ったところで完結するんだな」思った。 主人公が冒険の始まる前の場所に戻って終わるというのは、伝統的なファンタジーの基本セオリーである。先生はほぼ間違いなくこのセオリーを踏襲されるだろうと、自分の愛した物語が美しく完結することを確信し悦に入っていた。 そして鬼滅は本筋に必要のない情報は本当に出してこない作品な

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