新しいことを始めるデメリット


新しいことに手を出すor首を突っ込むのが好きな、私のような人に是非読んでほしい。

3つのメリット

新しいことを始めることは3つのメリットがある
1.総じて褒められるし、偉いことであると評価される。
2.メンタル的にもプラスであることが多い。(心機一転という言葉はまさに言い得て妙。)
3.自分の市場価値を高めてくれる可能性

3.については、補足を加える。
どんな分野においてもその中で突き抜けるというのは並大抵のことではない。
そこで、突き抜ける事ができない人でも自身の市場価値を高める方法として「スキルの掛け算」が一部で話題になっている。
スキルの掛け算というのは複数のスキルを組み合わせることで自分の希少性を上げていき、結果自分の市場価値が高くなるというものだ。
例えば、ITセキュリティの知識、ロシア語を操れる、動画作成スキル、などを持った日本人は市場価値が高そうだ。

2つのデメリット

上述したとおり色々メリットがある。が、
私が一番言いたいのは新しいことを始めるデメリットである。

新しいことを始めるデメリット、それは、
1.新しいことへの逃げグセがつく
2.質の低い時間の分散投資

逃げグセのメカニズムはこうだ。
なにか新しいことAを始める。Aは新しいことなので、それに慣れる(=熟練度があがる、経験をつむ)までの時間的猶予を獲得する。評価のハードルは低い。
時間が経過していく。要求や評価のハードルはだんだん上がってくる。するとだんだん息苦しくなってくる。
そこで、様々な理由をつけて、新しいことBを探し、始めて見る。すると、Aを始めたときと同様、時間的猶予が貰え、さらに評価のハードルが下がった環境に身を置けるのである。Bを続けていて苦しくなればC、Cの次はDと永遠に新しいことを始める事ができる。

確かに、何もやっていない人よりはやってるというレベルの技や趣味などを複数身につけることは容易にできるだろう。
しかし、ハードルが上がると他の新しいことを始めているので、その質はおそらく胸を張れるものではない。
言うまでもなく、時間は有限。できれば無意味にそれを使うことは避けたい。

ちなみに

ちなみに私は、この逃げグセメカニズムによって、新しいことを「始めさせられている」状態になっていないか注意深く省みるようにしている。それでも何か新しいものへの興味は尽きないのだが。

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