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北大西洋本鮪(クロマグロ)定置網事業

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私がセリ人時代に経験した海外出張での奮闘記をまとめました。1人の人間として成長していく姿を感じて頂ければと思います。
運営しているクリエイター

#ララシュ

北大西洋本鮪(クロマグロ)定置網事業その9

<2016年シーズン~(ルパラ期)>その7でスペインのマグロ食文化について触れたが、この…

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2年前
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北大西洋本鮪(クロマグロ)定置網事業その7

<2011~2014年シーズン>◎取り上げ技術の向上(ピッシーナ期)その6で2010年に…

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2年前
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北大西洋本鮪(クロマグロ)定置網事業その6

<2010年シーズン>春先からの相場の高騰にも助けられ、獅子奮迅の活躍で出荷者の信用を勝…

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北大西洋本鮪(クロマグロ)定置網事業その5

<2009年シーズン>昨年とは打って変わって最悪の状況であった。億単位の損失を出す中での…

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北大西洋本鮪(クロマグロ)定置網事業その4

<2008年シーズン>2007年に仕入れたマグロはよくわからぬまま相場の上昇とともに会社…

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北大西洋本鮪(クロマグロ)定置網事業その3

<2007年シーズン>いよいよララチェの港を出て冷凍加工船に乗る。漁場へは運搬船と呼ばれる、…

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北大西洋本鮪(クロマグロ)定置網事業その2

タンジール(タンジェ)の空港を出ると制服を着た職員風の男たちが群がってくる。頼んでもないのに荷物を勝手に運び、料金を請求してくるシステムである。モロッコではこの手のトラップが数多存在する。同行する商社の方の助言もあり難なくトラップをかわし、車に乗り込む。車を用意してくれたのはスペイン最大のマグロ生産会社Wのモロッコ定置網事業の担当者。そこから車で約1時間。私は初めてララチェ(ララシュ)という小さな漁村に向かった。そこはモロッコのクロマグロ定置網の基地となっており、日本の関係者