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満ちて足りぬ日々

こんばんは。
3ヶ月ぶりの投稿です。下書きは何本か溜まっているけれど、毎週のように投稿していた頃と比べて文章を書く機会が減っていました。

3ヶ月の間、良い意味で色々なことがありました。
以前は自室にこもって黙々と制作をして、狭い狭いコミュニティの中でひっそりと過ごしていました。今は住まいも変わり、いろいろな人と会ったり自由に遊んだり、視野も広くのびのびと過ごすことができています。

以前は何かを埋めるような気持ちで、文章の題材を見つけては手探りで文章を書き進め、パズルが組み合わさったように2000文字程度の文章が完成するとき、何にも変え難い気持ちよさに熱中していました。

しかし今は文章を書くことがめっきり減り、ひいては絵を描くことすら減ってしまいました。
創作ありきで自分があると思っていたぐらいなのに、創作しなくても生活が満たされているのです。

これでいいのか、と言った内容のnoteです。

私は仕事でイラストを書いていますが、それは切り離して「作りたい気持ちで手を動かしているのか?」という意味で創作という言い方をしています。

渇ききって、枯れそうで

数ヶ月前までの生活はフラストレーションの日々でした。
現在が何もかも満たされているとは言い難いのですが、当時は光が見えるようで見えないような、ただただ薄暗い道を1人で歩んでいるような感覚がありました。
何かに養分を吸われているように活力もなく、うつうつとしていました。

その時、私の柱となってくれたのが文章や絵でした。
noteで考えていることをまとめてスキをもらった時、何かが変われそうな気がしたし、コンペディションのために数百時間かけて自作の漫画を描いたら、自分の中にそびえ立つ木の幹が少し太くなったような気もしました。

作品のクオリティなどは関係なく、「創作は自分のためにある」ということを再度実感したのがその瞬間でした。

そして環境の変化はあまりにも突然でした。
詳細はプライベートなことなので伏せますが、日々めまぐるしく状況が変わり視界がパッと明るくなってゆきました。
何かに養分を吸われていたように元気がなかったのに、いつの間にか自分を取り戻せました。

(↑表現がスピリチュアルっぽくて面白いですね)

具代的に言いますと、なかなか会えなかった大好きな友人たちに会えたり、行きたい場所に行けるようになったりなど、少し前まで出来ないことが出来るようになると相対的に満ち足りた感覚で日々過ごせるようになりました。

文章や絵などを書かなくても、日々の生活で満足できてしまうのです。


そんなことも忘れて生活していた

適応というものは良くも悪くも人間のいいところで、一時期に比べて夢のような日々に辿り着いても、しばらくしたらただの日常に成り下がってしまうのです。

絵に対する執着心、足りないものを埋めようとする根性、そんなものはさらりと消え去って「何か大切なものを取りこぼしている感覚」と共に過ごしていたある日。

枯渇感が消えたことのデメリットもあるな」とふと考えていました。

その考えに至ったベースはnoteに書いてあるのですが、枯渇感に溢れていた過去の私は今の状況をある程度予測していたみたいです。

(気が向いたらリンク先飛んでみてください)

内容を要約すると、「枯渇感こそものを作るエネルギー」という気づきの記事になります。

当時の私、というか数ヶ月前までの私は日々物足りなさ、満ち足りなさでもがいていました。でもその結果自分の宝になるような創作ができていた。

今の私はどうだろうか?「仕事で」ものを作るけれど、身体の底から作りたいと思える文章を書いているか?絵を描いているか?

過去のnoteを振り返ってこんな気持ちになっていました。


ものを作るための今の考え

上で書いた「枯渇感が消えたデメリット」はあまりにも大きくって、noteの書き方がぎこちなくなったなと思うのが一点。
あとは「何となく」で毎日を過ごせてしまうので、創作に手が行かなくなってしまうこと

今までは日々苦しいレベルでの枯渇感があったが、「健康的な枯渇感」もあると思う。例えば、すごい技術力がある人と自分を見比べた時に感じる、自分への物足りなさだとか。あとは上記の記事にあったような「自分で選んだ孤独」、「取捨選択した結果の苦労」だとか。

じっとり這いつくばって生きていくような、そんな強い枯渇から生まれる創作に勝てるかといえばそうではないかもしれない。
けれども、環境や状況に応じて作戦を練っていかないと、生きていても生きていないような人になってしまうので私は戦略的に戦いたい。

そういったように、うまく欲求とお付き合いしたら新しい道が見えてくるんじゃないか?という気づきについてまとめました。

よく考え、よく食べ、よく寝て一緒にがんばりましょう。

冷えるので無理なくいきたいですね。
お読みくださりありがとうございました。


2022/10/28
ukaukiwa


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