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フィンランド演奏旅②
ヘルシンキのホテル、朝食はビュッフェ。
変わらず周りに東洋人はいないところに、僕は居心地の良さを感じた。
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ビーガンメニューが充実していたり、葉もの野菜が少なめだったり。ヨーグルトの種類は豊富でフィンランドならではのベリーのジャムとかも美味しかった。
ちなみに約10日、どのホテルに泊まってもほぼ朝食メニューはコレ。3日目ぐらいから「何か違うもんありますように」と願ったが、見事に9割同じメニューだった。
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リハーサルは夕方からなので荷造りだけは済ませて出来るだけ街を歩く。僕は知らない街を歩くのがとにかく好きだ。歩けば地形が頭に入るし、偶然が見つかる。
音楽を聴きながらだったら15kmくらいは平気で歩く。
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街はどこを切り取っても日本人には刺激的で琴線に触れる。もう写真はどう撮ってもキレイからこの辺りから撮るのをやめて目に焼き付ける事を選んだ。
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フィンランドはメタル大国であり、人口の割合におけるバンド数は世界一とされている。
他にも世界的なDJの広告、地域のイベントなど告知物が至る所の電柱に見られるのも意外だった。
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少し休憩してカバンに入れて来たミニキーボードを弾いて頭を切り替えていよいよポルヴォーへ向かう。
食べる物もどんなのがあるか、会場の周りにレストランがあるのか。
お腹を満たしてから向かおうと、一先ずはバーガーショップに寄った。
基本外国は日本のように店員にオーダーするより入り口のタッチパネルで注文する。
さあ、そろそろバスの時間だ!!
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フィンランドにはonniバスと言うバス会社がある。コチラはネットでチケットが買えるのだが、いかんせんフィンランド語が読めないので時間がかかる。(Google翻訳よりchatgptがオススメ)
そして何故か何度試しても支払いが完了しない。
このバスに乗らなければ間に合わない、慌ててカウンターで予約しにいくが、もう一度ネットで試してみれば?と言われる。
結局よく分からないまま見事にバスに乗れず。
各種ブラウザで試したり、他にも出来る事を試してる内にバグも解決したのか、ようやく次の次のバスが取れた。
もうせっかく音楽モードに切り替えたのに「時間に遅れる」と言う焦りしかなく。
更にはバスの運転手にクレジット決済している乗客も結構いる事を知ったり。(そう教えてくれていたのかもしれない)予約していた席にはお姉さん達が当たり前のように座ってたり。
とにかく落ち着かないまま古都ポルヴォーへ到着した。
案内ではココから、また違うバスに乗るのだが、これまたチケットの買い方が分からないしバス停が分からない。
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もうどちらにしても遅れるので色々諦めて少し歩く。スーツケースもあるので遠くへは行けないがスーパーで買える物も買っておこうとビールやスナック菓子をゲットしにスーパーへ。
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雨予報が見事に外れてキレイな空と海が見れた。
そんな少しのきっかけで気分はすっかり晴れた。
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エンジニアをやっている仲間がいつも飲んでいるようなエナジードリンク。種類がこっちはとにかく多い(量も)
僕はKARHUと言うフィンランドではどこでも見かける熊のマークのビールにハマった。種類も色々あって、美味しかった。
さてさて、英語では待ち合わせに遅れた時には何て謝ればいいんだろ?と薄ら考えつつ、バスは諦めて会場までタクシーで向かう事に。
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ポルヴォーの駅から15分ぐらい。ドライバーさんも気さくで「この時期じゃないと旅行は皆んな無理だよ」と笑いつつ楽しいドライブだった。冬はサンタ×トナカイの国ですもんね。
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Haikko Manor が見えて来た。カタカナ表記するとハイッコマナーになるのかな?微妙な発音が難しい。
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道中でも目で見えている景色がiPhoneではどうしてもおさまらない。何とか残したかったが僕の腕ではこんな所。Haikko Manorに着いた瞬間、心臓の真ん中から何かの高級ダシが出てくるような、そんな気持ちになった。
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フロントのおばさんは表情が豊かで話さなくても優しさとか思いやりとかが伝わってくる。
安心した。とにかく日本語より英語は明るくコミュニケーションが取れるので楽しい。
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受付の奥から見える景色にかなり興奮してしまった。家具から絵から照明から何もかもがとても美しい。ハリボテでヨーロッパ風にアレンジメントされてない、ココに根付く何かを感じる。
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飾られてる絵はアルベルト・エデルフェルトと言うフィンランドはポルヴォー出身の有名画家の作品たち。
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これまたどこをどう撮ってもこんな写真が撮れてしまう。
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用意していただいた部屋からはレストランの様子が見える。遅くまで空いているようだ。
晩はロマンチックにココで何か飲んでみよう。
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バルコニーから広がる景色。開放的でとても気持ちいい。鼻から吸った空気が血をキレイにしてくれる。
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部屋の窓を開ければこの景色。
実際に見れただけで今回の旅はもう十分。
、、いや、僕は絶賛遅刻中だ!!
慌てて譜面だけ持って、ロビーの人にパーティーの会場を案内してもらう。
すると演奏する仲間達も同じタイミングでロビーに現れた。
心の準備も出来てなかったが、とにかく英語で挨拶する。皆んな気さくで、表情が豊かだ。
僕は1.5h遅刻しているが間に合っている事に驚く間もなく、明日の会場へリハーサルに向かう。
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さあ、ココからがいよいよ僕の今回の旅の目的。
皆んながどんなプレイヤーなのか、僕は果たしてまとめあげる事が出来るのか。
次では僕が感じた彼らのマインドの素晴らしさを交えながらアップしたいと思う。
投稿を楽しみに待ってもらえていたら嬉しいです。
アップした美しい街並みが少しでも皆さんのリラックスタイムに役立てばと思っています。
キートス!!
神戸在住 音楽家 ichiです。普段はサーカスフォーカスと言う音楽グループの1人です。ライブ空間ごと持ち回る音楽サーカスショーを繰り広げていくために目指して日々奮闘中!