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鴨頭嘉人「もう人間関係で悩まない!コミュニケーション大全」

・本書は、元マクドナルド店長で、32歳の時にマクドナルド3,300店舗中、お客様満足度日本一・従業員満足度日本一・セールス伸び率日本一を獲得し最優秀店長として表彰されるなど、世界の全マクドナルド表彰を受けるなどの功績を残し、現在は人材育成・セールス獲得・話し方などについての講演・研修を行っている日本一熱い想いを伝える炎の講演家として活躍する著者が、著者のコミュニケーションで失敗した経験を教訓に、「コミュニケーションに関する技術」や「相手に伝わりやすい話し方コツ」などをたっぷり紹介した1冊。

・コミュニケーションは、社会人として必要なスキル。仕事現場だけでなく、全ての人に関係があり、人間関係はコミュニケーションによって成り立っている。
・夫婦関係、人間関係、友人関係、地域のコミュニケーションなどは、心地よいかそうでないかは、性格で決まるものではないのではない。問題なのは、「コミュニケーションを学んでいないこと」なのである。
・コミュニケーションは技術である。だから、コミュニケーションを学べば、人は変われるのだ。

コミュニケーションで人に優しくなるための技術(一部)
①自分の情報を先に伝える
・自分の情報を相手に渡せば、相手に「申し訳ないことをした」という気持ちを抱かせない。
・著者には食べ物の好き嫌いがあり、キノコと魚介類が食べられない。誰かと会食する際は、事前にそのことを必ず伝えている。
・ここで困るのは、お誘いされた方(著者)のように思うが、本当に困るのは「その相手を喜ばせよう」と考え、準備してくれた相手の方である。
・だから、「先に伝える(自分の情報を相手に渡す)」は「優しさ」であると著者は語る。

②された質問は相手にも返す
・相手があなたに「海外旅行に行ったことある?」と尋ねられたら、それは、その相手が海外旅行の話をしたかったと考えること。
・人から投げかけられた質問には、「自分がそのことについて喋りたい」という意味合いが含まれており、その確率はかなり高い。なので、された質問は、基本的にはそのまま相手にも返すよう心がけること。
・相手に質問されたら、自分の話はできるだけ短めに切り上げて、「ちなみに君の夢は何?聞かせて」と同じ質問を返すようにすること。
・質問された際は、相手の「聞いてほしい」を意識するのだ。
※本書では、先に紹介したものを含めて12の「優しくなるための技術」が紹介されているが、詳細は本書をご覧ください。

・本書では、「自分の土台〜会社員時代に培ったもの」「大躍進を支える力〜YouTube講演家&Voicy パーソナリティーとしての今」「目指すべきは本当に優しい人〜1対1コミュニケーションの極意」「あなたの話には価値がある〜多人数向けスピーチの極意」「画面の中でも際立つ存在になる〜オンラインコミュニケーションの極意」「技術に縋るな!土台が全て〜伝わる技術を身につけるために」という章で構成されており、「著者のマクドナルド時代のお話」「講演家としての日々(キングコング西野さんとのエピソードなど)」「10のコミュニケーションの極意」「コミュニケーション力を飛躍するためのトレーニング」など、スキルだけでなく、著者の物語を通じて土台を強化する(固める)ためのヒントが紹介された内容となっている。

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