小林篤志「歩くだけで効く！おさんぽ整体」

・本書は、独自に考案した施術が「持続するねこ背治療」としてメディアでも話題になるなど、どこでも誰でも手軽にできるストレッチなどの考案に力を注いでいる著者が、特別な道具も体力もいらず、時間も1日たった3分でできる「おさんぽ体操」について紹介した1冊。

・おさんぽ体操とは、
①おしり押さえウォーク
②おなか押さえウォーク
③だら〜んウォーク
の3つのステップを行うものである。
・①の「おしり押さえウォーク」は、おしりに両手の手のひらを当てて1分間歩く。このときら骨盤を立てるところをイメージしなから歩くこと。①で重要なのは、「骨盤を立たせておく」という意識づけ。なので、おしりを力いっぱい押す必要はまったくない。おしりの筋肉(大殿筋などを中心とした筋肉群)が動くなど、正しく体が使えるようになる(=意識して大殿筋を使えるようになる)ことによって、大殿筋が鍛えられ、おしりのシェイプアップも可能となる。

・②でおなかを押さえて1分間で歩く理由は、骨盤を立てて歩くことを意識づけしていくため。おなかを押さえて1分歩くと、自分が今までいかに腹筋を使っていなかったかがわかってくる。速い人は、2〜3週間でら骨盤を立てて歩くことができるようになっていく。そして、体の不調もいつの間にかなくなっていることに気づくはず。

・③をおこなう理由は、①と②でたまったストレスを解消するため。①と②を1分ずつ行うと、肩が張るなど、肩周辺にストレスがたまつていく。このストレスを解消するために③を行う必要があるので、①と②をした後に③を行うことが大事。そうすることで、足が以前よりスムーズに前に出せるようになっている。
※具体的なやり方などの詳細については本書をご覧ください。

・おさんぽ整体は、原則として、戸外で行うことをオススメしている。できるだけ内股で歩きたいので、そういう点でも気兼ねなく歩幅をとれる戸外のほうがいい。公園や、できるだけ人通りの少ない歩道・道路などを選ぶこと。また、続けることで効果は確実に出てくるので、継続しやすい時間帯を選ぶこと。

・本書では、「不調の原因は歩き方にあった！？」「1回3分で体が変わる！おさんぽ整体」「不調を改善する！10の最強テク」「プロがやっている方法を公開！ワンランク上の姿勢矯正法」という章で構成されており、「歩き方と姿勢の関係」「不調が改善しない本当の理由」「おさんぽ整体の狙いとやり方」「最強テク(1cmジャンプ・アキレス腱伸ばしなど)」「体が歪む2大要因」「効果を3倍にUPする3つのストレッチ法」などが紹介された内容となっている。

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