見出し画像

ライアン・ミーニック博士、ロバート・マクグラス博士(著) 松村亜里(監修) 「強みの育て方 「24の性格」診断であなたの人生を取り戻す」

・本書は、強みにおける研究の第一人者で、世界各地のポジティブ心理学会議で講演・研修を行うライアン・M・ニーミック博士と、評価と測定、統計的方法論などの専門分野で、多くの出版物があり、VIA性格研究所の上級科学者の一人であるロバート・E・マググラス博士という二人の著者が、性格診断ツールのVIAを通じて、「強み」をどのように育てていくのかについて解説した1冊。

・本書の「強み」とは、
◇【自然と流れるように出てくる】もの
◇【使うと活力が湧いてくる】もの
を指す。
・この強みを解説するツールとして、本書では「VIA」が紹介されている。
・「VIA」は、ウェブサイトに表示された質問に答え、24の性格の強みを診断する、というもの。24の強みは、「知恵・勇気・人間性・正義・節制・超越性」という美徳に分類される。

・私(高橋)のVIA性格の強み1位は、「ユーモア」である。ユーモアは、「超越性の美徳」に分類され、「様々な状況の中で面白いものを見つけ出し、相手に明るい面を示していく力」である。
・ユーモアは、社会交流の大事な潤滑油となり、チームをまとめて、一丸となって目標に向かって行く力になってくれる。
・ユーモアの基本は「遊び心」。理不尽なものを見極めて、生真面目さを弱めていく。
・ユーモアのセンスが失われてしまうと、ありとあはゆる感情的な問題に影響が及んでしまう。ユーモアのセンスは、様々なストレスや問題から守ってくれるだけでなく、良好な精神衛生面でも大事な役割を担っている可能性がある。
※ユーモアのセンスに溢れている人の特徴、ユーモアを上手に活用している事例については、本書をお読みください。

・強みを次のレベルに引き上げるために実践的なエクササイズとして、「ストレングスビルダー」が紹介されている。
・ストレングスビルダーは、最新科学に基づいて自分の性格の強みを成長させ育む方法であり、自分の性格の強みを体系的に評価し発展させていくことを目標にしている。
・強みの実践方法を生み出していくステップとして、
①人の強みを認識して評価する
②特徴的強みの探究と活用
③自分の強みを人生の難題に活用
④強みを習慣にする
が挙げられている。
・性格の強みを効果的に使うには、まず人の強みを観察することが大切。強み探しには、
⒈人の強みと、「強みの日常的な使用頻度がわかる」。
⒉「強みの語彙」が増えて、見つけた強みを言葉で表現できるようになる。
⒊「人の強みの価値を実感できるようになる」。
の利点がある。
・こういった行動を通じて、大切な人との関係が改善する可能性が高まり、「強みの語彙」を使いこなせるようになると、人と自分の中にある最高の資質を見極めるようになっていくのだ。それがあなたの強みを強化していくための第一歩になる。
※その他のステップの詳細については、本書をお読みください。

・本書は、「イントロダクション」「24の性格の強みを探究しよう」「ストレングスビルダー(強み養成プログラム)」という章で構成されており、
◇VIA性格の強みと美徳の分類
◇なぜ「性格の強み」が大切なのか
◇24の強みのガイド
◇性格の強みを活かして幸せになる4ステップのプログラム
といったVIAを通じた性格の強みの特徴の紹介ならびに、その強みを活かすための方法が紹介された内容となっている。

VIAの強みとして、今回紹介した「ユーモア」意外に、
◇好奇心
◇誠実さ
◇愛情
◇リーダーシップ
◇寛容さ
◇スピリチュアリティ
などがある。

#瞬読アウトプット #1分書評 #WAVE出版 #VIA #強み #性格

Amazonはこちら
https://amzn.to/3V1Xpc6

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?