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ゲーリー・ウィルソン「インターネットポルノ中毒 やめられない脳と中毒の科学」

・本書は、インターネットポルノがどのような影響を作り出すか、そしてそれにどう対処できるかを解説した1冊。
・インターネットポルノ中毒は、裸やエロスに対する中毒ではない。画面上の目新しさに対する中毒である。
・ポルノのドカ見や不安、集中力不足、うつを引き起こす。その他に、苛立ち、疲労を感じる。
・ポルノ断ちをすることで、
①報酬先送り能力の向上
②リスクを取る意欲が高まる
③愛他的になる
④外交的で、良心的になり、神経症が減る
などがある。
・性的興奮と中毒性ドラッグは神経機構が同じ。性的興奮で生じるドーパミン水準は、モルヒネやニコチン投与で引き起こされるものに匹敵する。
・ポルノを絶って人生を取り戻すことが重要。長期のタイムアウトによって、
①脳の報酬回路の感度を回復し、日常的な喜びを楽しめるようになる
②使わずにはいられなくする「すぐ手に入れたい!」脳回路の強度を下げる
③意思力回復(脳の前頭葉前部の強化)
④ストレスの影響を減らし、激しい渇望を起こさないようにする
・本書では、ポルノ中毒に関する研究を長年してきた著者の実験データ、ポルノ中毒の恐ろしさ、ポルノからの脱却方法を中心とした内容となっている。

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