土田衛『「仕事・結婚で成功したい」のに内気なあなたへ!"会話が続く男"のテクニック」
・本書はコミュニケーション・コンサルタントの著者が、恥ずかしがり屋でも円滑に続き、気に入られる会話の方法とコツを紹介した1冊。
・自分のことは言わず、相手のことを熱心にきくためには、「うなずき」と「相づち」を、適度な頻度でテンポを合わせて挿入することに他ならない。「うなずき」は了解、肯定、承諾などの気持ちを表す目的で首を縦に振ること。「うなずき」は最も簡単に表現できる共感のサインと言える。「相づち」は相手の話に巧みに調子を合わせることを指し、「うん、うん」「はい」「へぇー」と軽快な声で、話に集中している証を表現するもの。これらに大切なのは頻度であり、相手の話す言葉や文章の句読点の位置(「、」や「。」)を合図として入れるようにすると、真剣に話を聞いている様子が伝わる。あまりにも頻繁に入れると小馬鹿にしているように感じるし、全く何もないと聞かれていないと感じて不安に思うので注意が必要。
・デキる女性のさしすせそとは、
「さ」=さすが〜!
「し」=知らなかった〜!
「す」=すごい〜!
であり、これらは相手の言葉に同調して会話を円滑にする効果があるだけでなく、相手を"賞賛する"(俗っぽく言うとおだてる)要素がわかりやすく表されるため、女性より単純と言われる男性の自尊心をくすぐるのに効果が高いようである。
※「せ」と「そ」については本書をご覧ください。
・著者の会社で「女性は男性を一生のパートナーに選ぶとき、どんな要素を必要とするのか?」という男にとっては究極のテーマについて調査したとき、
1位:優しいところ、穏やかさ
2位:受け止めてくれて安心できる点
3位:人として尊敬できるところがある
4位:人として性格がいい
4位:男として頼りがいがある
という結果が出た。(1位は51%、2位は28%)
この結果から、"結婚や恋愛には、男性の外見や容姿は関係ない"ことがわかった。出会いがあっても話せないことには先に進めない。次にあなたが必要なのは、あなた自身が「優しくて穏やかで安心できる人」であることをわかってもらうために、1対1の会話を続ける力なのである。
※その身につける方法については本書をご覧ください。(どなたでも簡単にできます!)
・本書では、「恥ずかしがり屋で自信のない残念な少年であった著者が、上級ウエディングプランナーになり、会社を興すまでのストーリー」から始まり、その経験から得た「1対1の会話のキホン」、「会話が続く男になるための日々のアクション」「日常生活でも異性からでも支持され、接客・営業で選ばれるための会話を続けるテクニック」などが収録された内容となっている。
「会話の続く男に必要な身体の姿勢とは何か」「柔らかい表情・話しやすい表情とは?」など、「会話のために大事なものは何か?」を教えてくれる1冊です。
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