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小宮光二「釈迦が語る宇宙の始まり」

・本書は、コミックからロックンロール、神々の世界から仏の悟りまで、地球と全創造を構成するサブカルチャーからメインカルチャーに至るまで造詣が深いYouTuberである著者が、「本当の自分とは何か?」「神とは何か?」「愛とは何か?」などの究極の問いに明確に答えを与えてくれる真理を解き明かしてくれる1冊。

・アインシュタインの未来予言
①宇宙とは、実際には物質ではなく一つのエネルギーである
②ビッグバンの前には真空があり、それは無限の宇宙の集合体である。
③将来人間は平行世界を自由に行き交うことができるようになる。
④やがて人類によって神の心が理解され、宇宙の起源と人間が生まれてくる目的が解き明かされる。その時、人々の未来に対する恐れは消え、平和と平等の世界がやってくるであろう。

・時空が生み出された後の世界とは、この宇宙が始まる以前の真空からとらえてみれば、すべてが過去ということになる。つまり、本当のあなた自身をとらえることは誰にもできず、常に過去の残像のみ存在していることになる。そればかりか、突き詰めて考えてみると、本当のあなたとは形も何もない「無」そのものということになってしまうといえるかもしれない。

・西洋の合理性科学の探究が行き着いた先は、「物質とは精神である」という悟りの科学だった。アインシュタインもそうだが、シュレーディンガー、ボーアなど、最先端の科学を追求している科学者たちが最終的に東洋思想やてつがく、科学と宗教の同一性を見出している。

・平行世界がないと、未来は一本しかないことになってしまう。すると、生きることも生まれる必要性もなくなってしまう。

・人間は、この三次元世界において、外には科学(物質)を通して、内には宗教(意識)を通して、高次元にある自らの遺体名は姿を探求できる仕組みをつくり上げた。「神の姿」を見つけるとは、自分の本当の姿を理解すること。

 ・アインシュタインの相対性理論の辿り着いた先と量子論の行き着いた先は、宇宙の基本の姿「空」であった。科学はいつの間にか、まるでかつての聖者たちのように「ひも」という言葉や「共鳴」などという言葉を使って宇宙の姿の喩えをあらわすようになっていた。

・悟りとは、
①この宇宙の本質とは形にならない真空であり、この真空の中に無限の創造世界が含まれている(量子論的無)。
②真空の中にある一つの世界の中から五感を通してこの世界を見ると、まるで一つの宇宙空間の中に一筋の時間を共有しているように見える(ニュートンの運動法則)。
③一つの空間、一筋の時間をすべての生命が共有しているというのは五感からくる勘違いで、実際には別々の時間と空間、そしてまったく異なる意識レベルの世界を生きている(アインシュタインの特殊相対性理論&リサ・ランドールの多次元論)。
など7つが紹介されている。
(残り3つは本書をご覧ください)

・本書では、「神の心を見つける旅」「アインシュタインの起こした人類革命」「人類が辿り着いた神の姿と宇宙創生モデル」「真空がもつ様々な性質」「新しい世界、新しい科学、新しい宇宙像」などの章で構成されており、これまでの歴史を振り返り、これからのコロナ後に来る宇宙時代の生き方について自ずと見えてくる内容となっている。

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