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犬塚壮志「頭のいい人の対人関係 誰とでも対等な関係を築く交渉術」

・本書は、「人生の悩みは対人関係から生まれ、それらはすべて交渉力で解決できる」を信条に活動し、企業向け研修講師として、交渉スキルを含む「説明力」をテーマにした研修プログラムが受講アンケートにおいては、「満足度」・「活用期待度」がいずれも95%超である教育コンテンツ・プロデューサーである著者が、誰でも「頭のいい交渉術」を最短で身につけるための方法を55個にまとめて紹介した1冊。

・交渉=相手を論破することでも、打ち負かすことでもない。×
・「頭のいい交渉術」を身につけると、あなたは有利な合意を得ながら、交渉相手との人間関係をより良くしていくことができる。
・交渉術の本質は、あなたの望む最高の結末と、相手の納得感を重ね合わせることにある。
・頭のいい人は、一度の勝ちではなく、交渉相手を長く付き合える味方、自分のファンにしてしまうのだ。

一生使える不変の法則55(一部)

RULE00 「頭のいい交渉術」に共通する5つの特徴
・そもそも「交渉」とは、「利害関係が生じている人たちに同士で話し合うこと」。本書で紹介する「頭のいい交渉術」は、「相手をあなたの提案に乗りたい状態に促していくテクニック」である。
・頭のいい人の交渉に隠された5つの特徴として、
①相手に交渉の開始と終了を気づかせない
②相手とぶつからない
③身を守ることを最優先にする
④"All-Win"を目指している
⑤目的にフォーカスして手段を選択する
が挙げられている。
・頭のいい人は、相手にさとられないように、ごくごく自然に交渉をはじめる。これは、「さあ、今から交渉をはじめるぞ!」と、気合いを入れて交渉をはじめようとすると、相手が緊張し、身構えてしまうからだ。すると、本来はうまくいくはずだった交渉も、失敗しかねない。
・頭のいい人の交渉は、常に自然体のため、交渉が終わったことすら気づかれないこともある。相手は「交渉した」という自覚がないままに交渉を終えることになる。
・①「頭のいい交渉術」をする人の特徴として、合意してしばらくしてから、「いつ交渉がはじまって、どこで終わったんだろう?」と感じるほどの自然さがある。
※②〜⑤の詳細については、本書をご覧ください。

・本書では、第1部(「守るべき3つのルール」と「覚えておくべき5大セオリー)と第2部(対人関係構築のステップ別交渉術)で構成されており、「01 自分の見せたいところだけ提示する」「03 信用を勝ち取る要素を話に盛り込む」「10 とにかく会う」「17 危険な場所で伝える」「32 嫌われている人にこそ借りをつくる」「36 意見の異なる相手に同調する」「45 限定は3パターンでアピールする」「55 相手の決断をほめる」など、どのような状況においても一生活用できる交渉術55が紹介された内容となっている。

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