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バトマンゲリジ(著)林陽(訳) 「病気を治す飲水法―万病を予防し治す水の力を総解説!」

・本書は、獄中で患者の診察にあたり、薬が使えない中で、胃潰瘍に苦しむ囚人に水をコップ2杯飲ませただけで癒したのをきっかけに、水だけで3000人の患者を治療し、その後はアメリカに移住し、代替療法の世界に飲水療法の大ブームを巻き起こした著者が、水不足が私たちの体にどのような影響を及ぼすのか、めまいや心臓発作の予防など、体の不調にどのような水の飲み方がよいかについて解説した1冊。

・体内の水の制御には、
①母胎内での胎児期。
②体格がととのうまでの成長期(一八〜二五歳)。
③成長を終えてから死ぬまで。
という三つの段階がある。
・人は大人になると、だんだん乾きを感じなくなるので、ますます慢性水不足に陥る。
・老化とともに、体細胞の水量は、細胞内と細胞外の比率が激減する。
・飲む水が細胞の働きに必要な水の量を提供するので、飲む水の量が減れば、細胞の働きにも影響が出る。細胞内に水不足が起きる理由はそこにあるのだ。
・いろいろな水不足の警戒情報を理解せずにいれば、慢性の水不足が病に等しい症状をお越し、水を求める体の叫びは「異常」と解されて、薬で処理されることになる。
※喉が乾けば、茶やコーヒー、酒類を飲めばいいという考えは、誤解である。その理由は本書をお読みください。

・水には、溶媒(他の物質を解かす物質)と運搬以外にも、
◇加水分解の働き(体のすべての代謝機能に欠かせない)
◇細胞膜での働き(化学的エネルギー原のATPとGTPに蓄えられる)
◇細胞の構造を繋ぐ接着剤に似た働き
など、体のあらゆる機能を調節している。
・水不足から起きてくる体内プロセスはストレスのそれと変わらない。水不足はストレスに等しいのである。ストレスが起きれば、それに関係する基本物質が体の貯蔵庫から引き出され、蓄えられている水も引き出される。
・水不足がストレスを、ストレスがさらに水不足を起こす悪循環がここにはじまるのだ。
・人間の体には、最低限、ニ五〇ccコップ六〜八杯の水が、毎日必要である。酒、コーヒー、紅茶、カフェイン入り飲料は、水に数えられない。
※どのように水を飲むことを推奨しているのかについての詳細は、本書をお読みください。

・本書は、「薬で乾きを処理するな」という序章から始まり、「なぜ薬で病気が治らないのか」「新しいパラダイム」「最も簡単な治療法」など合計12章で構成されており、
◇ライフステージごとの水の制御
◇水不足が引き起こす症状
◇快眠のための水の飲み方
◇理想的な尿の色とは
◇体に最も必要な成分の一つとは
など、水が体に必要な理由と水不足が体に影響をもたらすもの、推奨する水の飲み方が紹介された内容となっている。

「水」を通じて、病気を予防したい方は、ご一読ください。

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