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阿部ヒロ「人生変えたい!?熱く生きるためのユダヤの教え」

・本書は、埼玉県で歯科医院を2院経営する現役の歯科医師である著者が、ひょんなことから出会ったユダヤ人を家族に持つ著者のメンターからの教えをもとに、自身の体験談をフィクションとして書いた人生を変える物語である。

・著者は、日本人の友人が主催する12日間のセミナーに参加する(セミナーの参加費は、12日間で860万円)。
・そのセミナーの講師は、ユダヤ系アメリカ人で、ラスベガスのカジノ事業のオーナーであり、ショッピングモールやビルなど各種の不動産などを所有し、様々な事業で成功を収めている。
・セミナーの1日目は、いきなり砂漠までジープで連れてこられ、そのまま置き去りにされ、「日付が変わる深夜0時までに、100ドルを手に入れて、指定された場所まで届ける」というのがルール。
・1日目のトレーニングの目的は、「自分の安心領域から出ること」。普段の生活から離れた非日常の環境にあえて強制的に身を置くことで、安心領域の外に出る、というものである。
・著者は、砂漠からラスベガスの街角までなんとか辿り着き、Facebookと Twitterで「いま自分がラスベガスにいること。ついては誰かこの近辺で歯についての悩みや質問などあれば直接会って相談に乗るのでメッセージをください」といった内容のことを書いてアップするも、反応はなく、周囲の写真撮影に協力するもチップはもらえなかった。
・著者は、1日目の午前中に受けた講師のある講義の内容を思い出し、そこから「あること」を行い、チャレンジに成功した。
※その講義とは、著者の「あること」は何かについての詳細は、本書をお読みください。

・才能を磨くために必要なのは、
⒈現在地を知ること
⒉環境を変えること
⒊目的地を知って必要な自己投資をすること
の3つ。
・⒈の「自分の現在地を知ること」とは、自分が過去に何をしてきたかを振り返り、紙の上に書き起こし、自分自身の年表をつくるというものである。
・旅に出て、足の赴くままに歩いているうちに、ふと気づくと自分がいったいどこにいるのかわからなくなるときがある。
・地図を見ても周りに目印になるようなものが見当たらない場合、そこまで自分が歩いてきた道のりの記憶をたどり、途中で見かけた地図に載っていそうな建物や建造物から現在地を割り出せばよい。
・このように、人生も同様で、自分の現在を正確に知るには、過去を振り返る必要がある。
・これまでにどんなイベント(いつどこで生まれ、いつ小学校に入学したかなど)があり、どんな出来事が起きたのかといったことをできるだけ事細かく書き上げていくなどして、自分自身の棚卸作業をすることは、非常に重要なプロセスなのだ。
※⒈の詳細、⒉〜⒊の概要等については、本書をお読みください。

・本書では、著者の半生(実際に体験したことや学んだことなど)をサイドストーリーにしながら、ユダヤ人の家族を持つメンターからラスベガスで授けられた教えを元に、書き上げたフィクションである。「自分を変えたい」という方にはオススメの1冊です。

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