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ドンクショー・リー、片桐康宏「たった4つのステップで「結果を出す」組織に変わる!パフォーマンス・ラーニング」

・本書は、テクノロジーと学習理論で学習の効果と効率を両立させる革新的な学習プラットフォーム「UMU」を立ち上げた創設者と、UMUのコンセプト、テクノロジーに共感してユームテクノロジージャパンに参画した2名が、社員のスキルアップを支援し、能力を向上させることを提案した「パフォーマンス・ラーニング」について紹介した1冊。

・企業の研修を成果につなげるために必要なものは、
①学習の効果
②学習の効率
③学習の体験
の3つにある。その実現のために、著者はテクノロジーを活用した「UMU」を立ち上げた。
※UMUの詳細については、本書をご覧ください。

・「パフォーマンス・ラーニング」は、ビジネスの成果と生産性を向上させ、競争において優位に立つための学びである。

できる「社員」育てる研修の4つの原則
①学ぶ(「小分け学習」「組み合わせ学習」で確実に知識とスキルをインプット)
②練習する(学んだことを練習やテストでアウトプットし、着実に身につける)
③評価・指導する(テクノロジーを活用した効果的・効率的なフィードバック&コーチング)
④仕事に生かす(現場での経験を通して「学ぶ習慣」をつくり、成果につなげる)

・「成果を出し、生産性を上げる学び」をすることが、今、日本企業が取り組むべき最善策。それができなければ、日本はますます世界に遅れをとることになる。これからの世の中では、「モノの質」より「人の質」が企業の成長を左右する。その「人の質」を変えるのは教育しかない。

・テクノロジーを取り入れるだけでは、「アウトプットの量と質を増やす」生産性の向上にはつながらない。むしろ、生産性が下がることもある。メール対応という一日の4分の1を費やす仕事や、スマートフォンがあることで、一日に150回も目の前の業務から気をさらされている」ということもあれば、生産性が上がるはずがない。「どんなテクノロジー」を「どう活用するか」ことを考えることが重要となる。

・「教えたのにできない」のは教え方に問題がある。効果的な研修をすれば、社員は必ず育つ。なので、確実に仕事で実践できるように教え方を変えること。「研修の成否を評価する明確な目標」と「目標を達成するための学習効果の高い研修設計」の2つを忘れなければ、パフォーマンス・ラーニングは実践できる。

・本書では、「業績アップを実現するためのパフォーマンス・ラーニング」「パフォーマンス・ラーニングの4つのステップ・実践のコツ」「ミキハウス・パナソニック・マイナビ」などパフォーマンス・ラーニングを実践した企業の事例などが紹介されている。

結果を出す組織を作りたい方は、要チェックの1冊です。

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