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大浦敬子「超訳『五輪書』強運に選ばれる人になる」

・本書は、「すべての人が自分本来の人生を生きることができる社会を目指す」をモットーに、セミナー事業をライフワークとして展開すると同時に、日々医師として経営者として邁進する著者が、宮本武蔵が60歳の時に、熊本の霊巌洞という洞窟で執筆したと伝えられている『五輪書』を著者による「超訳」として、今の世の中に生きるあなたがすぐに実践できる方法を伝えた1冊。

・宮本武蔵は1584年に播磨(現在の兵庫県)で生まれたとされる。
(一部、岡山で生まれたという説もある)
・天下統一へ向けた大きな時代の流れの中で、播磨の武士の子として生まれた武蔵は、幼少より父親の手ほどきを受け、兵法の道を心がけた。
・宮本武蔵は生涯で60回戦って、全勝し、60歳の天寿を全うした。もちろん並外れた身体能力と心身の鍛錬があったから勝ち続けたのであるが、とにかく絶対断言できることは、武蔵は「めっちゃ強運」ということである。
・また、天下泰平の世が訪れた時、多くの武士たちが、「戦いのない世界」を初めて体験したことで、生き方を変える人も多かったが、宮本武蔵は、ひたすら自分自身の兵法の道を追求し続け、次々と果たし合いを挑んでいったのだ。
※本書における宮本武蔵の詳細(アスペルガー症候群だったのかもしれない・宮本武蔵の実態など)については、本書をお読みください。

・『五輪書』は、仏教でいう「五大(ごだい)」の思想に基づいて書かれた。五大とは、宇宙(あらゆる世界)を構成しているとする地(ち)・水(すい)・火(か)・風(ふう)・空(くう)の5つの要素のことを指す。

・著者は、『五輪書』全5巻を、「強運経営道」と名前をつけ、経営者が実践して取り入れていけるヒントと共に紹介している。
・地の巻では、武蔵自身の来歴を記した序文と共に、「兵法の道」について書かれている。著者は、武蔵が『五輪書』で伝えたかったのは、この「道」とは何か、ということの一言に尽きると思っている。
・武蔵が見つけた「道」とは、現代の言葉で言うと、「何事においても、他者・相手より優れていることが基本である、サシでの勝負に勝ち、大勢との勝負にも勝ち、主君のため、我が身のために、名を上げ身を立てる。それが兵法の道である」と武蔵は言っている。
・著者は、本書(超訳)を書くにあたり、人生の勝ち方の原則(強運)があると考えた。そして、「地の巻」に書かれた内容を読み解くことで、3つの原則を見出したのだ。
※その3つの原則の詳細については、本書をお読みください。

・本書では、「宮本武蔵とはどんな人物であるか」「『五輪書』とはどんな本であるか」「著者が超訳した五輪書の詳細(地の巻・水の巻・火の巻・風の巻・空の巻)」といった、五輪書を通じて、いつの時代にも勝つビジネスの極意が紹介された内容となっている。

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