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長倉顕太「常識の1ミリ先を考える。あなたの着眼点を変える15構」

・本書は、「なぜ、占い師は信用されるのか?」「30代でやるべきこと、やってはいけないこと」「怒らない技術」など、企画・編集した本の累計が1100万部を超える作家であり、プロデューサー、編集者である著者が、今後のあなたの人生において最強の武器となる「自分のヒットを作る力」を伝授した1冊。

・自分の企画でヒットを生み出すことができる簡単な方法とは、「盗んでズラすこと」。そのズラしとは、「1ミリ」で十分である。着眼点をズラしすぎてはいけない。ズラしすぎると、人々の理解の範疇を超えてしまうから。「微妙にズラした着眼点の面白さ」が圧倒的なベストセラーにつながっていくのだ。

著者は編集者時代、自分が読みたいと思う本を企画したことは一度もない。なぜなら、本は著者が買うのではなく、読者だから。だからこそ、著者は徹底的に読者のニーズを追求し、そのニーズに応える本を作ってきた。
・人生で大事なことを決めるのは、全て他人。給料は他人が決めており、結婚も相手がOKしないとできない。つまり、他人がどう評価するかが全てであり、そこに自分の評価が入り込む余地はないのだ。

・半年先のトレンドを正確に読むことは不可能である。著者は時代に合った本をタイミングよく出していた。タイミングを捉えるには、「トレンドを先回りする」こと。それが「ベストセラーを生み出すための準備」と言い換えることができる。

・本が売れるジャンルが決まっている理由は、有史以来、人間の欲望は変わっていないから。極論を言えば、人間は「集団の中で、権力を持ちたい」「みんなに尊敬されたい」「お金持ちになって、裕福な生活をしたい」「美人(あなたが女性であればイケメン)とSEXしたい」などしか考えていない。売れるジャンルの本には、これらの欲望を満たし、コンプレックスを解消させるためのノウハウが書かれている。だからこそ、繰り返し、何度も売れるのだ。
※この項目で重要な点が1つ紹介されているが、詳細は本書をご覧ください。

・本書では、「ヒットは他人が決めている」「データは1%もウソをつかない」「ヒットはタイミングが10割」「人は四六時中◯◯◯しか考えていない」「盗んで「1ミリ」だけズラせ!」など、あなたの着眼点を変えるための15構が紹介されており、「売れるための商品を生み出すためのアイデアを出すヒント」を出すきっかけをつくることができる内容となっている。

#瞬読アウトプット  #1分書評 #横浜タイガ出版 #企画

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