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初恋のタイムラグ〜「僕の心のヤバイやつ」〜市川編

9月30日。期末の方も多かったのではないでしょうか?どなた様もお疲れ様でした。
さて今回は市川と山田がどのタイミングでお互いに惹かれていったのかを私なりに考えてみたいと思います。

市川

karte.1「僕は奪われた」で登場早々いきなり「僕が今もっとも殺したい女だ」と山田を見ていた市川。いやもう好きだよね?そりゃこんな綺麗な子がクラスにいればねえ。でもこの時点では山田の外見だけしか見ていません。「僕は(心を)奪われた」のは事実でしょう。しかし自分の心にはまだ気づいてはいません。

karte.13「僕は何もできない」
「ああ」
「僕は山田が好きなんだ」
山田の顔にバスケットボールが当たり、ばやしこに伴われて保健室にいく山田。
山田の通った場所には点々と血の跡が残っている。
自分の気持ちに反して体は勝手に山田の後を追ってしまう。
保健室のベッドの下で、山田が母親に「ごめんなさい…」と泣きながら謝っているのを聞いた市川。

山田が仕事に一生懸命で、周りに迷惑を掛けてしまったとの思いで謝っている事を一瞬で理解する。
ベッドの下で泣く市川。

市川、本当に優しいよね。

自分が泣いている理由に気付く市川。
そして自分の気持ちにも。


2巻巻末で桜井先生も
「人を好きになった時とその気持ちに気づいた時、初恋にはタイムラグがあるんだよってうちの猫が言ってました」
と書いていますね。

karte.29「僕の「好き」の境目」では足立と恋バナをするのですが…

「フニャフニャの吹き出しみたい話し方」byばやしこ で話す市川の筈が、足立の
「でも好きなんだからしょうがなくね?」
に対してしっかりと
「そうだな…」
と答えています。ここは足立との会話を通してその実自分の本心と会話していると解釈しました。

市川は初めから山田の外見は好きだった。
それでもその後、山田の優しさ、内面に惹かれていきます。

長くなってしまったので山田編は別に書きたいと思います。
ではまた。

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