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Bリーグ:オンザコート3って本当に強いん?
Bリーグ、外国籍選手の帰化が増えてきましたね。
直近ですと宇都宮ブレックスのライアン・ロシター、日本代表に大きく貢献した川崎のニック・ファジーカスや大阪のアイラ・ブラウン、さらには千葉のギャビンエドワーズなども帰化に興味を持っているとのこと。
帰化することによって可能になる外国籍選手2人+帰化選手1人の外国人選手を3人起用する編成、便宜上オンザコート3(以下オン3)と呼ばせていただきますが、、果たして本当に強力なのか、考えていきたいと思います。
まず、オン3を使うことのメリットを考えてみましょう。
高身長の外国人選手が3人もいれば、リバウンドが強くなる
相手チームがオン3を使っていない場合、日本人選手と外国人選手のマッチアップが発生する
得点力のアップ(一概には言えませんが、Bリーグの得点ランキングのほとんどを外国人選手が占めています。)
デメリット
外国籍選手のスタミナ面の負担大
ペイントエリア(ゴールの下のいろが付いているエリア)のスペースの狭さ
高さのある外国人選手、Bリーグに来る外国人選手はその高さを生かしたインサイド主体の選手が大半です。そんなインサイドプレイヤーを同時に3人も出したらそりゃ狭くもなる。(もちろんアールラウンドなプレーが出来る選手もいますが)
さらにスタミナ面に関しては、帰化選手やオン3に関係なく、また、Bリーグの過密日程などで外国籍選手には既にかなりの負担がかかっています。
さらに帰化選手は日本代表に選出される可能性もあり、その場合、Bリーグの試合に加え、国際試合までこなさねばならず、チームを離れる時間も増えます。
そんな中、大事な外国人選手を同時に3人も起用し、疲れさせてしまうオン3というのはかなりリスキーな戦略だということがわかると思います。
実際に、レギュレーションの変更により常時オン2が可能になった18−19シーズン以降では外国籍選手の怪我が増加しているように思えます。
機動力やペイントエリアのスペースの問題は、どういうタイプの外国人選手を獲得するかで解決出来ますが、スタミナに関してはそうもいかない。
ここがオン3を使う上で1番の問題だと思っています。
現に昨シーズン川崎はオン3を試合の中で数分間しか使わなかった。
理由はこれだけではないでしょうが、これも一つの大きな要因でしょう。
さらにニック・ファジーカスは日本代表としても活動し、体力的にもかなりタフなシーズンを送り、パフォーマンスが低下していたようにも思います。
とはいえ強力な外国人選手を3人も同時に起用できるこの編成
デメリットを解決することが出来ればかなり強力であり、チームとしての戦術も大幅に広がります。
次回は、最近帰化したライアン・ロシター擁する宇都宮ブレックスがオン3を使うのかについて書きたいと思います。
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