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太陽よりも眩しい星 26話レビュー【ネタバレ注意】

こんにちは、ちーです。
あっという間に真夏日の日々ですね🍉

例年よりも早く夏が来て、7月13日、別冊マーガレット8月号が発売になりました。

今回はとうとうアレです…
サブタイトル書くと盛大にネタバレするやつ…
すてかれ1話のやつ…
が、たまほしでも!!の回です💕

今回は(今回も!)先にネタバレ踏んだらもったいないので、どうか先に作品を読んでからこちらのレビューをお読みください🙇

別冊マーガレットは紙版520円、電子版510円。

今回はカラー扉なので紙版がおすすめです♥
小学生と高校生の朔英スマイルが堪能できます🥰

担当編集さまのツイート、引用させていただきます。

この扉絵、めっちゃ尊くないですか!?
どちらの朔英も守りたさ1000%!!!
はーたまらん♥♥♥

担当編集さまがおっしゃっているように思わずニヨニヨするepisode.26、ぜひ本誌にてどうぞ♡







…さて、読まれましたか??
ではレビューにまいります!



26話の構成

ここ最近、ぎゅぎゅっととんでもない情報量を詰め込む回が多かったんですけど、今回は比較的シンプルに神朔英にフォーカスしています。

何よりも、準主役の鮎川くんが出てこない(!)。
代わりにストーリーの潤滑油になってるのは優心です。  

「面白いけど普段よりもスッキリしてるかも?」
「あれ、朔英のモノローグすらシンプル??」
と思いながら読み進めると…、
最後に思わず声が出るシーンが!

この毎回ちょっとずつ変わるテイストに、正直すぐに頭がついていかない時もあるんですけど、読み終えると満足しちゃうのが本当に凄い!!

和音先生の掌のうえ、転がり心地が良すぎる問題🌀🌀🌀
クセになります♡

26話の神朔英

サブタイトルでわかるので、最初からネタバレ全開でいかせていただきます。

25話を読んで、「朔英のキスの解像度ひっく…!」と衝撃を受けたモブのキスシーン。

わたくし、あれで
「神朔英のキスまであと5巻はかかるな」と
長期戦を覚悟しました。

それが…
えええええこんなに早く!?!?!?💋
正直これは予想外でした…。

でも今回、朔英に
「クリスマス何かあるかも💞キスするかも💞」
って期待する気持ちがあったことがわかってホッとしました。

朔英はちゃんとときめいてはいるんですよ?
いるんですけど。

「つきあったらやってみたかった事とかってある?」
「なんにもないかな」

6巻 P.57より

「朔英ってよんでいい?」
「…じゃあ私も…光輝って……」
「小学校の時みたいだね」

「えー…違う気もするけど」

6巻 P.83〜86

あんなに大好きだった神城との男女交際なのに、
発言がイチャラブモードから遠すぎて
「この娘どこから手を付けたらいいんだ???」
状態かと思ってました😂

神城もたぶん同じだったはず。
それで余計に
「俺は!めちゃくちゃ!!大切にする!!!」
という紳士モード発動しちゃったんですよね〜、きっと🎩

でもこれで、朔英が恋愛モードに突入したんだと思うと、ある意味たいへん巧い誘導だったとも言えるわけで。

前話まで、「友達含めてみんなが天然ふわふわでどうやって進展するんだ??」と疑問だったんですが。
天然が相互作用して進展するとか神業すぎます!
和音先生の発想力、計り知れず。


さて、今回は時系列で語らせてください!

🎄クリスマスデート

ダッキー●ック的な雰囲気の明るいチェーン系のレストランで、ふつうに順番待ちして食事をするふたり。

少し腕がぶつかっただけで真っ赤になって意識してる朔英を見て、忍耐紳士モードを貫く気持ちを強化する神城。

この辺は勝手に神城に妄想モノローグあてて読むとアンジャッシュ的になってめちゃくちゃ楽しかったです。
皆さま是非お好きな台詞を考えてみてください♡

神城がプレゼントのラッピングをビリビリ豪快に破く描写も面白かったです。

これは完全に個人的なお話なんですけど、夫も元カレズも丁寧にラッピング外す派ばかりだったんですよね。
何なら私のほうが景気よくビリッといくタイプ😂

だから
「神城みたいに細かい気を回すタイプでも、ふつうのDKはビリビリッと破くんだ?!」
とすごく新鮮でした。


そして9月の学祭と入学直後の宿泊研修を振り返るふたり。

たった3ヶ月前・半年前の出来事。
だけど高校生の時間ってたぶん大人よりもすごく濃密で。
二人の中ではすでに「大切な思い出」に変わっているんだろうな…と思うとキュンとしました。

もともと物心ついた頃にはお互いのことを好きだったふたりだから、小学校以降の思い出の中にはいつも相手がいて。
その場所にいなくても心の中にいて。

朔英は何を思い出しても神城に結びつくし、
神城は何を思い出しても朔英に結びつくんだろうなぁ。

そう思うと改めて一途な幼なじみ同士の両片想いってすごいですね✨✨

神城から朔英へのプレゼントはイヤリングでした。

アクセサリーは予想の範囲内でしたが、
選んだ理由が
「一緒に映画行った時にしてて可愛かったから」

きゃーーーー💕

確かに夏の映画デートで、映画館へ向かう早朝の地下鉄の中で早々に「ピアス?」って確認してるんですよね。
(11話参照)

この時からプレゼントのリサーチしてたのかー!
さすが計画の鬼📝、神城光輝さん!!!

品物が決まってたらデザイン選ぶだけだから、そりゃ早々に「俺もう買った」って余裕ぶれますよね♡笑

来年以降のプレゼントは誕生日とクリスマスの年2回。
ぜひともネタ切れしないように情報収集につとめていただきたいです♡

さて、このあとが問題です。

イヤリングをつけようとする朔英を手伝おうとする神城。
赤面する朔英。

ここまでは良い雰囲気だったのに、優心の話が引っかかっている神城は
「俺 絶対 なんにもしないから!!」と宣言。

この台詞のとき、神城の周りがキラッキラしてるの爆笑しました。

デート中のたくさんのキラキラも全部オチへの誘導に見えます。笑

そして手もつながず、名前も呼ばれず、サクッと家に送り届けられる岩田朔英さん。

小学生カップルでももう少し甘い時間を過ごすよね?!ってくらいの無味無臭さ。

10年間我慢してた男の忍耐モード、鉄壁すぎる。

わたくし、神城が数ヶ月かけて練ったであろうプランが22時までにこなせるのか勝手に心配してたんですけど。
これ以上ないほどの取り越し苦労でした。笑

でも帰宅してからビデオ通話でもらったプレゼントを使っているところを披露するのは良かったです。

寝る前の私服姿っていう特別感のトッピングもありましたし♡

いやでも、あのフォローがなかったらマジその辺の小学生に負けてたよ…??
気をつけて神城??

🎍初詣

とうとうたまほしでも「読者に見えないところで済ませちゃった」イベント発生です。

丁寧に描かれてるから、ついつい「ぜんぶ見せてもらえるはず」と思い込んでいましたが、初詣は会話の回想のみでした。
ううう。

新年初デートの服装を悩む朔英も、
家族以外でいちばん最初に年始のご挨拶ができることにウキウキの神城も、
賑やかな神社の境内でふわふわするふたりも、
甘酒をもらって飲む朔英のおめめキラキラのデフォルメ顔も、
「何食べよっか」「あ!これCMしてたよね」って神城の誘導でチキンを選ぶ様子も(朔英の好みを熟知)、
「お正月セット、ふたりだとちょっと多いかも」と思いつつ食べきる朔英も、
それをニコニコ見てる神城も、
送り届けられて「今回もなにもなかった…」とやさぐれる朔英も、

全部ぜんぶ見たかったです…!!!😭😭😭

いや、これだけ克明に妄想できれば充分なのか?🤔笑

❄新学期開始

えっていうかちょっとまって?!?!
ベリーショートのみおちゃんキュートすぎ問題💕

あの、河原先生??
神朔英がどうでもよくなっちゃうレベルの隠し玉投下はやめていただければと💣

いやこれメガネ外してピアスして濃いめのリップつけたら超絶美人で注目集めちゃうやつでは?????

美容師さんナイススタンドプレー!👍

そのうち扉絵で、ファッションで遊んでる3人娘の姿をぜひともお願いいたします🙇🙇🙇


いやいや、みおちゃんに見惚れてる場合ではないのです。
今回のメインは神朔英なのです。

💙久しぶりに制服姿の神城を見た朔英
(制服の神城も久しぶりで新鮮〜〜)

💚久しぶりに制服姿の朔英を見た神城
「なんか……可愛くなったような気がした」

ふたりともほんと似た者同士のカップルです😘

しかしここでも朔英の赤面に過剰反応する神城。

光輝くん、君が近づいた時の朔英の赤面は今に始まったことではないのですよ。

一歩引かなくなっただけ大進歩なのに、体を引かなくなったことの意味にこそ着目すべきなのに、ほんと朔英の観察においてはポンコツですね!? 

いやむしろ、
10年の両片想い=両「観察下手」ってことなのかもしれない。

相手を見て正しく察せるふたりなら、わかりやすいたくさんのフラグをスルーしてすれ違い続けることはなかったですもん。

ということは、何でも口に出しちゃう神城よりも、頑張らなきゃいけないのは無口な朔英の方ですね。

朔英がきちんと言葉にしない限り、今後もいろんなすれ違いが起きる可能性があり。

恥ずかしかったり、言語化が追いつかなくて言葉を飲み込むことが多い朔英だけど、これからは大事な場面では自分の気持ちを言葉にして伝える努力が求められそう。

この先のふたり、朔英の成長、どちらも見守っていきたいと思います♡


さて、すれ違うふたりに救世主の優心登場。

「先生にストップウォッチの入ってる缶探しとけって言われてさ」
「どんな箱?」
「あの有名な銘菓の缶だよ」
「どの…」
「白いほうよ」

別冊マーガレット2023年8月号304ページより

この会話の軽快さ!
優心のキャラが伝わる台詞!
和音ワールド全開で大好きです。笑

北海道、銘菓たくさんありますもんね。
「白いほうよ」
的確ですね!笑

そして優心、今回も謎に出世しそうな言動連発で大爆笑です。

【出世ポイント1】
困った時に頼る相手が的確

【出世ポイント2】
調子の良いお世辞がうまい

【出世ポイント3】
細かいことは気にしない

どんどん良いキャラになっていきますね〜!
今後も活躍に期待してます♡

さて、優心は朔英に、神城が怒った時のことを話すわけですが。

「あいつ 岩ちゃんのこと 天使かアイドルだと思ってない?」と言われて、首がもげるほど頷きました。

はいはいはーい!🙋
私、そう思ってますーーーーー!!!!!

まさか優心にファンの心情を代弁してもらう日がくるとは!笑

このあとの流れは最高でした。

神城に本音をきかれて、恥ずかしくて逃げちゃう朔英。
教室の机で突っ伏して泣いてたら、追いかけてくる神城。

暗闇の中で聴こえる、ドアを開ける音。
近づいてくる足音。
神城の声。
イスに座る音。

顔をあげた時の目の前の神城の表情。
めちゃくちゃカワイイ朔英の涙目。

告白の時もそうだったけど、大事な場面で光と影のコントラストがものすごく良いお仕事してます!

朔英の顔を見て「遠慮しないよ」と宣言する神城。

…からの流れがガチすぎる!
神城が有言実行すぎる。
一瞬も遠慮してない。
関係を知らない人が見たら若干襲ってるようにも見える。笑

この時の構図がぜんぶ神がかっていて。

特に最後のページは、朔英がいちばん後ろの窓際の席だからこその構図で、めちゃくちゃに良くて。

「もしかして先生は、これを描きたくて席替えすることにしたのかな?」と思うくらいに印象的で素敵なキスシーンでした!

具体的に見せないところも次の楽しみを残してくださっていて良き…♡♡♡

今後の展開予想

さて、今までの流れを整理してみますと。

一学期が始まってふたたび話すようになって、
夏休みに映画デートして、
二学期が始まって学祭で付き合って、
三学期が始まって放課後の教室でファーストキス。

うわーん順調of順調!👏
天(河原先生)の采配に感謝です♡♡♡

この先、遠慮しなくなった神城はふたたび調子に乗るはずなので、どこまでタガが外れるかが見ものですね♡

ところ構わずキスしようとして叱られてほしい♡

人前でくっついて翠&みお&優心にドン引きされてほしい♡♡

でも鮎川くんの前では控えめでお願いしたい😂←


ところで今回のラストページについて、Twitterで「第三者目線の構図なのでは?」という指摘を見かけました。

あまりにも構図としての完成度が高くて美しすぎることに陶酔していた私、その観点はまったくなくて目から鱗でした✨

目撃者がいるとしたら…?

👀目撃者第一候補:優心
(だって普通「くるな!」って言われても気になるよねw)

👀目撃者第二候補:鮎川くん
(切なさMAX!でも鮎川くんなら今話のラストに入ってる気がするな〜)

👀目撃者第三候補:翠ちゃん
(次に朔英に会うときにもじもじしてたら確定ということで。笑)

👀目撃者第四候補:クラスメート
(目撃されて噂になっちゃう系の)

目撃者が誰なのかによって展開も大きく変わりそうですね!
また次話も楽しみです!♡

大根抜きとは?

最後のおまけ。
小学校生の頃の回想に、大根抜きという聞き馴染みのない遊びが出てきましたので、参考までに解説サイトを貼っておきます。

日本スポーツ協会  大根抜き


今回のレビューは以上となります。

書き始めたのは発売日なのですが、書き上げるのに2週間もかかってしまい、自分でもびっくりです💦

楽しみにしてくださっている方々にはお待たせして申し訳ありません。

自分で認識している以上に酷暑に弱くて、日々寝落ちしてしまって書く時間が取れませんでした😂

読んでくださる皆様のおかげで毎話レビューするパワーが維持できております♡
いつもありがとうございます✨✨

そして何よりも毎月原稿を世に出してくださる河原先生に特大の感謝を💝
毎月の楽しみを本当にありがとうございます!

どうか皆様、お身体に気をつけて暑さを乗り切ってくださいませ🙇

また来月お会いしましょう♡

2023年7月酷暑🍧
たまほしlover ちー

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