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準備不足と副反応

人は信じたいものを信じるよなあ。ワクチンの副反応による発熱と節々の痛みに苦しむ身体をひきずるようにして思った。

ワクチン接種の前日、Twitterで「ワクチン モデルナ 3回目」みたいに検索していたときは、ここまで副反応がきついとは思わなかった。3回目の接種を終えた人のツイートをざっと眺めたわたしは、「3回目の副反応は、2回目ほどつらくない」という言葉を信じ込んだ。

前回、2回目のワクチン接種後の副反応は、たしかにつらかった。発熱、頭痛、背中や腰の痛み。それが2日くらい続いた。でも最初から「つらくなるぞ」と覚悟していた分、前準備と心の余裕でなんとか乗り切ることがてきた。

でも「前回ほどつらくないだろう」とたかを括っていた今回は、そうじゃない。前回のときみたくアイスやゼリー飲料、スポーツドリンクを買い込んでないし、心の準備もできていない。

結果、今回の方が精神的ダメージ、身体的ダメージともによっぽど大きく感じられた。熱が引くまでの時間は前回より早かったのに、心の準備ができてなかっただけで、つらさが2〜3倍に跳ね上がった気がする。接種当日の夜から明け方にかけては、腕や背中、腰の痛さのあまり、目が覚めるたびに唸り苦しんでいた。


「大丈夫だろう」「なんとかなるだろう」
そう思うときに限って大丈夫じゃないし、なんとかならないことが多い。充分な前準備に裏づけされてない「大丈夫」や「なんとかなる」は、ただの思い込みでしかないのだ。なんの考えもなしに変に自信を持ってるときは要注意。「これで大丈夫かな?」「もっとできることないかな?」と不安になったり、心配したりするくらいが実はちょうどいいのだ。

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