見出し画像

1 hour trip to China🇨🇳

最近、週1で通っている中華料理屋さんがある。

行くのは夕方のアイドルタイムだから、他にお客がいることも少なく、お店の人も仕込みをしたり客席で休んだりしている。

「こんにちはー」お店に入っていくと、
中国人の店主が「ああどうも!どこでも、座って」と迎え入れてくれる。
ランチでもディナーでもないような時間帯だけど「どれでもいいよ」と、お得なランチメニューから自由に選ばせてくれる。

ランチは通常メニューの他に曜日替わり、日替わり、季節ものなど豊富にあり、定食は黒豚餃子か野菜餃子とのセットになる。
たとえば写真のような、回鍋肉チャーハン+野菜餃子+スープの日替わり定食。

このお店の看板メニューは、大きくて食べごたえのある黒豚餃子。
写真の野菜餃子の2倍くらいの大きさで、もちっとした皮に、ジューシーで熱々な具が詰まっている。

そして定食のメインの量がすごい!
この回鍋肉チャーハン、ご飯1合近くありそうな量で🍚、そのチャーハンが見えなくなるくらい回鍋肉がかかってる🤩

味も大事だけど、量も大事!
この量がリピートの大きな理由でもあります。
私の身体の15分の1くらいは今、ここのご飯でできている。

ときどき、おじいちゃんおばあちゃん(店主のお父さんお母さんと思われる)が出来上がった料理を運んで来てくれる。
彼らはほとんど日本語を話さず、「ありがとうございます」とお礼を言うと言葉はなく、柔らかな表情が返ってくる。
そしてときどき、けっこうな音量で中国の歌謡曲の動画を観たりしている(私はぜんぜん気にならない。むしろ聞き耳を立てている)。

お店の奥の方からも、ゲームだか動画だかの音が聞こえてくる。
そしてその音を鳴らしている主の声。
「ねぇーおなかすいたーご飯食べたい!」
どうやら店主の息子さんのようだ。小学生くらいの感じ。
「辛ラーメン食べたい」
「辛ラーメンだめ!」餃子を包みながら答える店主の奥さん。
「为什么〜?(なんで〜?) 姐姐(お姉ちゃん)と食べるからいいでしょー?」
息子さんは日本で生まれ育ったのか、日本語の割合が多め。
「だめ!辛ラーメン昨日も食べたでしょ」
お母さんの言う通り、連日辛ラーメンはやめといた方がいいわな。
「チャーハン食べる?」お父さんも答える。
「うん!大盛りね!」
「大盛り100円プラスね」
「いいよー」
なんていう家族のやり取りに、リスみたいにご飯でパンパンな私の口もほころぶ。

ほどなく、厨房からはフライパンをリズミカルに振る音。
私の隣りの隣りの席からは、さっきから流れてる中華ポップスの動画の音。

この感じ、アジアでローカルな食堂に入ったときのようで、一瞬、あれ?いま中国にいるんだっけ?という気分になる。

週に一度、1時間の中国旅行♪
今週もごちそうさまでした😋


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?