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やはり,おもろい番組ですねぇ。これは。

2024/7/18(木) AM9:04記

昨晩の夕食時,家族で『座王』を観ていた。

千原ジュニアさんが司会を務める,笑いの総合格闘技。
"即興芸人No.1決定戦" と題して繰り広げられる芸人さんの瞬発力をテンポ良く見られる関西テレビさんの番組だ。

椅子取りゲームで溢れた者が,座っている者を指名し,椅子の真後ろにあるプラカードに書かれたジャンルで,タイマン勝負を行い,最後の一席をかけて競い合うという内容。

指名者が先攻となり,椅子が減らされると同時にプラカードも撤去されるため,ジャンルの選択肢も少なくなる仕組み。

勝敗の決め方も審査員1名による判断で,公平性や判定基準に欠ける潔さもまた良い。というか誰がやってもおそらく同じ判定になる位,視聴者にも分かりやすい結果が多い。

椅子取りゲームは闘いの舞台へ上がるためのキッカケに過ぎない。
逆に言えば,ずっと指名されなければ舞台に上がらずして,決勝までコマが進むという珍事も発生し得る。

と,まぁ概要説明はこのくらいにして本題に入ります。

箸を口に運びながら,この番組を観ようと進言してきたのは小2になる長男。

東西,若手ベテラン問わず色々な方が出演されているので,息子が知らない芸人さんも多いはず。
プラカードも大喜利・トーク・モノボケといった王道のものだけでなく,変化球的なジャンルも用意されている。

小2が見て楽しいのか定かではないが,言われた通り画面をU-NEXTに切り替える。

「フヒヒヒヒ」

笑っている。
本当に理解しているのか甚だ疑問ではあるが,爆笑している。
お楽しみいただけたようで何よりです。


そう言えば,こんなことを聞いたことがある。

学園祭などで漫才やコントを披露すると,偏差値の高い学校の方が笑う学生が多いという,実しやかな情報。
確かに,笑いが起きる構造を理解できていなかったり,例えや引用の元ネタが知識としてなかったりすると,笑いたくても笑えないという人はいそうな気がする。

「ヒャッヒャッヒャッ」


……こいつは理解してなさそうだな笑

そう思った次の瞬間,

「やはり,おもろい番組ですねぇ。これは。」


急に偏差値高そうなこと言うやん笑

関テレさんに配慮してなのか,面白いをおもろいに変換して関西弁を織り交ぜたところもポイントが高い。

何にせよ,何か面白そう!という雰囲気だけで純粋に笑えるという感性は子供ならでは。
取り戻せたら,より幸せだろうな思った一時でした。


以上,明日も無邪気に笑えますように。


追伸.
途中で用を足すため席を立ち,戻ってみると妻が座っていた。
椅子取りゲームに負けたと瞬時に悟った私は,

「良いのか?俺に先攻を譲っても。」

そう言うと,妻は黙って席から去っていきました。

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