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たなばたさま

2024/7/8(月) PM5:26記

昨日は五節句の1つでもある七夕でした。

大人になるとそれほど気に留めない日にもなってしまいましたが,子供ができると思いを馳せる機会が再び訪れるものですね。

多くの方に馴染み深い童謡『たなばたさま』

歌詞を全て覚えているでしょうか?

私は1番は何とか……2番は歌い出しのワンフレーズまでという感じでした。

正解は以下です。


ささの葉さらさら
のきばにゆれる
お星さまきらきら
きんぎん砂子

五しきのたんざく
わたしがかいた
お星さまきらきら
空からみてる


そうそう。こんな感じだった。

と懐かしく感じる方もいるかもしれません。

さて歌詞を調べ直して,今更気になったこと2つ。

①「のきば」って何だっけ?
②「五しき」ってそれぞれ何色だっけ?


先ず,「のきば」
これは漢字で軒端。

要は軒の先端ですね。
家の壁よりも屋根が外側に突き出ている部分の端っこ(最近の住宅では軒が殆どない家も珍しくありませんが)。

家の外に飾った笹の葉が屋根の端っこで揺れている描写という訳です。

続いて,「五しき」
七夕は中国から伝わったとされる謂れがあるようで,五色は陰陽五行説という考え方に由来しているそうです。
この5つの色とは青(緑),赤,黄,白,黒(紫)のことで,それぞれ順に木,火,土,金,水を表しているといいます。


なるほど。
当時はよく理解せずに歌っていた童謡も,改めて言葉を調べてみると色々な発見がありますね。

七夕そのものの由来も下記が合わさって今日に至る行事のようです。

①日本の神事に使う着物を織る機械「棚機(たなばた)」
②皆さんご存知こと座のベガ(織女星)と鷲座のアルタイル(牽牛星)が天の川を挟んで最も光輝く日
③中国の乞巧奠(きこうでん)


イベントらしい取り組みはしなかったけれど,知らなかった或いは忘れてしまっていたことを調べ直して賢くなった気になるという,大人の七夕を過ごしました。

以上,1日遅れですが家族が健やかに過ごせますように。

追伸.
歌詞や分からない言葉,由来などを調べているとお天気ニュースのブログやクイズ集団,お菓子メーカーなど様々なジャンルの方々が,様々な視点で記事にされていたことも興味深い事実でした。
行事って良いですね。

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