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レッスン時間30分ってほんとに足りる?


こんにちは。
チェリストの沼田恭果です。
わたしも疑問に思っていたことなのですか、
とある方がThreadsで
「弦楽器に30分レッスン厳しくね?」
っというつぶやきに100いいねくらいしたくなったのですが、
わたしが未就学児以外に1時間以上(1.5時間など)を勧める理由について、
わたしの経験とともに書きたいと思います。
決して30分レッスンが悪いというわけではないのと、
わたしが要領悪いというだけです。

準備の時間多くね?

ピアノや歌の方に比べると圧倒的に準備の時間が必要です。
ピアノは蓋開けて譜面台起こせばOK
でも弦楽器はケース開けて弓と本体出してチューニングまでしないと…
楽器がでかくなればなるほど準備に時間が必要です。
わたしのレッスンではその時間は1時間のうちにノーカウントにしていますが、
調弦が大幅に狂ってるときとか弦が切れたものを持ってこられたとき、さすがに30分だとまずいと焦り散らかします。

1回弾いたら時間が来る

わたしの中で一番問題なのが、
一度生徒さんに通しで弾いてもらったらあっという間に時間になっていること、
前提として、練習している曲以外に音階とエチュードをやるのでそもそも全部の指導が中途半端になってしまうのです。
生徒さんから要望があっても時間内に終わりません。
これで今日来て収穫あったか?と謎なときもあります。
授業を受け始めた小学生から上の年齢の方には、
もう集中力あるだろうと勝手に思っていますので、
申告されない限りは1時間設けて、その中に必要な指導を丁寧に行わせていただきます。

わたしが受けてた30分レッスンは?

懐かしのスズキメソード時代は
30分だったんですよね。
最初に音階やってそのあと教本やって、
あんまり指導されずに次の課題が与えられて終わる
という30分でした。
まあ、細く長くには最適ですし、
飽き性な子とか忙しい大人にはいいかもですね。
わたしには物足らなかったです。


結論

わたしの最適時間はやはり60分から90分の間です。
オーディション前とかは3時間くらいつきっきりでレッスンしてもらったこともありますし、録音レッスンのときはもっと大変な時間を費やしてました。
その間に集中力の問題もありますが、
時間を気にしない芸術はあっという間に90分経ってしまうんです。
たとえば、1レッスンでコンツェルトを全楽章ってなったときに90分ですら短いわ!って思うんですから、
スズキの教本もしっかり習得しようと思うなら、
それ相応に時間をかけて練習しなければならないですよね。
もちろん、練習頑張らないと!ってなって
ハードモードになるのもあまりですが…笑
自分に合った時間をレッスン時間として設定できるといいですね。

ではまた次回。
読んでいただきありがとうございます。

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