子どもを持とうと思えたタイミング
26歳で結婚しました。
付き合った時は、「こどもは二人くらい欲しいね」「ただ、もう少し先だね」と夫と話していました。
夫は私を尊重してくれるので、子どもを作るのはいつでもいい、と結婚後も言ってくれた。
同棲中も結婚式が終わるまでも、避妊をしていた。
結局、私がPMDDに耐えかねて低容量ピルを飲み始めたので、
結婚してから避妊せずに性交渉をしたことは一度もないことになる。
私がずるずると先にしようと思っていたのは、
キャリアのことがあったから。
私は一生自分で稼ぎたいと思ってる。
自分の飯代は自分で稼ぎたいし、一生何らかの形で働きたいと思っている。
結婚当初は、営業職で外回りも多い働き方だった。
先延ばしにした理由のひとつが、環境だった。
職場はママに非常に理解があり、営業でもママの人は身近にいた。
8時に仕事を初めて、PCの前でサンドイッチ片手に仕事を捌き、16時に終わらせて保育園にお迎えに。寝かしつけた後の21時にもう一回PCの前に戻ってきて作業して、明日また8時から仕事を始めている。
これが理解のある職場か?というツッコミはあるが、弊社はパフォーマンスへのコミットを約束しているので、“現状の給与を維持するため”には先輩ママもこの働き方をせざるを得なかったのだと思われる。
給与を犠牲にして時短を選ぶママもいたので、これは価値観次第である。
そして、その姿をみた私は「ママへの理解やサポートは手厚いが、営業で子どもを育てるのはハードルが高いかも」と感じた。
二つ目が、先述の「一生働きたい」である。
私は新卒から営業職についてはいたが、ずっと企画系の職種に憧れがあった。
“企画系”程度のぼんやりした妄想だったので、憧れでしかなかったが、一生働くにあたって営業だけのキャリアを築くのは腹落ちしなかった。
人材業界に身を置いていることもあり、自分のキャリアをどう築くかは人並み以上に考えてきた自負がある。
結婚したての時は、転職したてということもありまずは営業としてパフォーマンスすることを目指していた。その後順調に成績をあげ、リーダーになり、次世代のマネージャー候補と思ってもらえているかな…と思えたタイミングがあった。
このまま営業を続けたらマネージャー(年収一本越え)になれることが見えたが、やはり憧れが止められなかった。営業以外の職種を経験すれば、転職の時に有利になるとも思っていた。
営業のまま子どもを産んだら、しばらくは営業をするしかない、と分かっていたので、子どもを作ろうとは思えなかった。
そして、それなりの努力の結果、30になる手前で社内異動で企画職になれた。
異動して数年経過した今、未経験なので営業時代ほど活躍しているかと言われればそうでもないけれど、休職しても戻って来れるかも、と思えた。
なので、今から、子どもを作ろうと思えている。
それなりに仕事に責任を感じている女性は、おそらく、キャリアと結婚・子どもに悩む人も多いのでは、と思う。
時代は過渡期ではあるが、子どもを抱えて転職するのはなぜか女性だけハードルが高いし、子どもを産んでしばらくは時短などで思うように働けないのが現実問題存在する。
社会の不だなあ、と感じつつも、すぐに世の中が変わるのは難しいので、それなりに迎合しつつ自分の人生を生きていきたい。
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