読書ログ:MBA経営戦略
マーケティング会社に入社してまもなく4年が経とうとしています。入社した頃は、まさか自分が戦略を必死になって考えたり、考えるためのインプットをするなんて想像していませんでした。
これは良い意味での予想外であって、もがきながらもなんだかワクワクしちゃうそんな仕事です(具体的に何をしてるかなどの自己紹介はまたこんど)
戦略と一言にいっても本当に幅が広く、いろいろなことを効率的にインプットしてアウトプットしていくという好循環を生むために、この度社内の勉強会に参加させてもらい、1年間かけて効率的なインプットができるように土台作りに励むことにしました。がんばる、一生で一番勉強した一年にするんだ。もともとテスト勉強とか黙々とインプットするの好きだからわくわくしてる、ふふふ。
さてさて早速ですが、まずは「経営戦略」とはのインプットとしてグロービスの「MBA経営戦略」を読んだのでその読書ログを書いていきます。
実はグロービスの単科生として通っていたりもしたので、改めて重要だなと思った点をまとめていこうと思います。
はじめに、そもそも戦略ってなに?
いろいろな定義ありますが、この本にかかれていたことは下記の通り。
「持続的な競争優位性を構築し、中長期的に勝つこと」(典型的な定義)
「何をするかを考えるだけではなく、何をしないかを明確にするこお」(マイケル・ポーター)
「戦(いくさ)を略すこと」(孫子)
「『企業や事業の将来のあるべき姿とそこに至るまでの変革のシナリオ』を描いた設計図」(伊丹敬之、加護野忠男)←一番かっこいい!
私がわかりやすいわ~と思ったのは、池田さん(弊社社長、最近noteもたくさん書いてますね)が言ってたこれ。
「理想と現実のギャップに対して策を講じること」
いろいろな表現がされていますが、どれも大事なポイントがそれぞれの視点で説明されているなと思いました。
持続的な競争優位につながる戦略
「持続的な競争優位」の源泉は、外部分析に基づく自社の効果的な位置取りを決める「ポジショニング論」と社内の強みに求める「資源ベース論」があり、この両者を補完する関係におくことが重要。
ポジショニング論とは、どれだけ相手に対して有利なポジショニングを取り、高い収益性や成長性を実現するかを考えていくということ。
コスト低減のメカニズムである事業経済性は、低コストを実現し収益性を向上させ、さらなる投資や競合との差別化のための原資をつくるために重要。
【主な事業経済性】
・規模の経済性
・習熟の経済性(経験曲線)
・範囲の経済性
・密度の経済性
・ネットワークの経済性
自社も含め、異なる事業間における資源の共有によるコスト低減を意味する”範囲の経済性”をきかせることができていない企業は多数あるなと思いました。多角化していく際には経営資源やプロセスを共有できるものはないかしっかり検討していく必要がある。
資源ベース論は、自社の強みとなる経営資源を把握し、戦い方を考えるということ。RVBを把握し、事業ドメインを設定していく。
【リソース・ベースト・ビュー(RVB)】
競争優位の源泉は企業内部の経営資源を保有することが成功の鍵だという戦略理論。経営資源は「ヒト・モノ・カネ」に加え、コア・コンピタンスやケイパビリティ、プロセル、組織の特性、知恵。つまり、企業のコントロール下にあり、活用できるものすべてである。
※ただし、RVBの注意点はリソースの強さ、弱さは絶対的に決まるものではなく、想定的、主観的にしか判断できないということである。
【コア・コンピタンスとは】
企業の中核となる強みのこと。
▼コア・コンピタンスの評価
小さいほど優位
・模倣可能性
・移転可能性
・代替可能性
高いほど優位
・希少性
・耐久性
戦略の立案・実行において効果的なフレームワークやツールの活用方法は様々なものがある。フレームワークだけ知っていても、実務でどのように使うのか、有効的に使えるようになるには何度も繰り返して使用し、精度を上げていくしか無いと思う。
この理論と実務の間にある壁を超えていくことを意識しながらこの一年を過ごしたいと思います。
はじめての読書ログおしまい。
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