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星と歩く、たまにコケる…月冥180の話

このシリーズは、私は星の力をこんな感じに体験しながら生きてきましたよーという話をまとめていきます。
個人的な解釈がバリバリなので、ものすごく偏っている上に正しい保証もありません。マトモな占星術の解説をご希望の方はこちらへどうぞ。割と大丈夫なはず。たぶん。

あんまり真面目な話ではありませんし、いわゆる教科書的な解説でもありません。本当に好き放題喋っているだけです。占星術の知識をどう現実と結びつけるか、その一例として書こうと思います。
「そういう奴もいるのかー……」くらいのノリで読んでいただけたら嬉しいです。

月冥180-我が愛しの冥王様

私はアストロ裸族(※自分の出生図を公開する種族)ではないので、自分のネイタルチャートそのものを出す予定はない。が、自分の出生図のアスペクトを話題にすることはある。

その中で最も頻度方買いのが、月と冥王星の180度。これが誤差0.03度(10進法表記で)のとてもタイトな代物で、己の人生を振り替えると、もうこれが大暴れしているとしか思えなかったりする。とあるプロの方に出生図を鑑定して頂いたとき、

「月が冥王星に首絞められてる」
というコメントをもらったことがある。ほんとそれ。

星のアスペクトについて最も詳しい(と私は思っている。もっと大量に載っている日本語の本をご存じならぜひ教えてください!)本である『アスペクト解釈大辞典』よれば、月と冥王星の180はこういうものらしい。

『冥王星が太陽系の外との扉や異界、冥界との接点だとすると、月の気の力は、そこに飛び込もうとするという意味になります。…(中略)ある声優もこのアスペクトを持っていますが、ヤクザ映画に登場する女優に憧れてその道に入ったといいます。月が表す濃密な感情が、極限的な領域に向かうということの強烈さに惹きつけられるのです。
 月は冥王星によって自己確認しますから、すると、日常的な、人と人との穏やかな関係性などに、月は面白みを感じません。そこにインパクトがないと感じてしまうのです。もっと強烈な底深いものに向かうのです』
-アスペクト解釈大辞典(説話社、松村潔)P279より

……今読んでも本当に納得できる。本当、そのまんまである。
何か物事に取り組むとき、その極限地点を考えてしまうタチ。あと、その結果として冥界異界の魑魅魍魎に出くわすなら、それは己の業として引き受けるべきとも感じるのてある。自分の一番内側と、太陽系の外郭を示す星がダイレクト結線している一例としては、かなり分かりやすい感じ方だと思う。しかしその感じ方にのみ正直に突っ走っていたら、ほぼ間違いなく早死にする。正直、平穏無事に生きたいだけなら、冥王星には眠ってて頂いた方がいい。マジで。

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