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出生図の月で『仕事』はできるのか? というお話

月に関する話は過去にもいくつか書いているけれど(単独記事にしたのはこれ)、あれからいろいろ読んだり書いたり話したりしてきた結果、出生図の月はどうしようもなく大事だと思うようになった。より正確には、どうしようもなく、大事にせざるを得ないと。

人間の出生図の中で月が何を意味しているといえば、本能、原始的な感情、生まれてから喋り出すくらいまでのときに感じること、などがある。人間が生まれ落ちた時点で発現している意識は、大枠において月の持ち物、と考えてもいいだろう。

赤ん坊の頃は、誰でも月が剥き出しである。状態が不快であれば泣きわめき、快であればにこにこ笑い、周囲の人の都合など考えることもない。ただただ自分の体と意識しか存在しない、人間の最初の最初、と言ってもいい部分を示すのが、月だ。

月の意味するモノは、生きていく上でとても大切だ。一例として、『地に足がつかない』という表現を思い浮かべてみてほしい。何となく落ち着かないとか、浮ついてしまうとか、そんな感じの意味だ。他の星が意味するモノを十全に発揮できていたとしても、月の意味するモノがイマイチ状態だったりすると、まさに地に足がつかない状態になってしまうことは、よくある。

人間がこの地上に生まれた最初の最初から備えている、『動物としての自分』。それを『仕事』に直結させることは可能なのか? という問いを、最近いろいろな形で目にするようになった(魚座土星に突入してから妙に多い)ので、現時点で考えていることを、以下にまとめてみた。

結論から申し上げれば、
月が意味するモノを仕事に発揮することは不可能ではない
・但し『月だけ』の状態で仕事をするのは何かと危ういかもしれない
……
である。

出生図の月を解釈する上で、何らかのお役に立てば幸いである。

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