DDD Wiz#6 旅のきろく 005 落ち着いて吊り橋

落ち着いて、順番に。

　さびついたパネルのふた……錆には油ってよく言うじゃない？そこで！あの時クィークェグさんから購入したしんぴのあぶら！ついに使う時がきたのね。
　油を差したらコントロールパネルのふたが！開いた！！そこには複数のボタンと「取扱説明書」とかいう長文が。ボタンがいくつもあって、正しい順番で動かさないと吊り橋はかからないというものらしく……
　わたしは説明書にゆっくりと目を通しながら、動作に関するメモを取ってゆっくりと自分の言葉で整理しながら落ち着いて考えました。

ワインダー始動直前に安全装置はずす
コイルラップ　安全装置かけて　ポンプ作動後5秒以上待って
トラスがあがるのは　ポンプ処理に異常ないときのみ
最後にワインダー
で、起動する

　せっかくなのでわたしの手書きのメモをここに残しておきます。
　そこの錬金術師はなにをしているのかというと……ドワーフのスミッティさんから買った焼きとうもろこしを美味しそうに食べていますね。わたしは吊り橋を下ろすために説明書を真剣に読んで頭をフル回転させているというのに！あ、いま少しだけ表情がくもりましたね。かじりついたコーンの薄皮が歯に挟まったのかしら？

　改めてわたしは書いたメモを落ち着きながら復唱して、コントロールパネルのボタンをひとつひとつ落ち着いて押しました。うん、無事に吊り橋が落ちましたね！
　その先の道には行き止まりがあって、上に向かって続いている小さな足跡をみつけました。それをたどりながら、なんとかこの脆い足場を登りきり……そこには、船長のお宝が！？

　この宝箱の中身を見たのか、そして、貰ったのかは、ヒミツにしておきます。なんていうか…登ってきた道を引き返すことのほうが大変だった気もします。足場が本当に脆かったので。わたし、フェアリーなんで。転んで身体を打つとかありえないはずなんですけどね。

　そんなこんなで階段を上ったり下りたり進んだり戻ったり、今日は道中でたっくさんの宝箱を見つけました。罠は天才様がぽんぽんと解除してくれるのでなにひとつ問題がないのですが、我々二人組の手荷物はいっぱいいっぱい……中身を拾ってはあたふた。小石や短剣などの正直価値がなさそうな物は拾わずにその場に置いていきました。手荷物いっぱいいっぱいの中で、何度か焼きとうもろこしさんの所を訪れて使う事のなさそうな武器や薬品や巻物を押し付けます。二束三文です。このゴールドという通貨、きっと無いよりマシなはずです。……です、よね？

今日の記録

　プレイ時間　約2時間
　リセット回数　思ったよりしてしまった気がする
　レベル　9→10
　プレイ記録　https://www.twitch.tv/videos/1172736506

次回予告

ゴムゴムの怪物を倒して手に入れたゴムいとをゴムひもに、
そしてそのゴムひもを立派なゴムバンドへと進化させたわたしたち。
装置の壊れた歯車も職人のスミッティさんに直してもらいました。
あの投石装置を動かせたら、また新たなる道が出てくるに違いない。
次回！DDD！！「この装置の場所、どこだったっけ？」
地図を書く紙の準備を、お忘れなくっ！