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B'zのライブに行き、この先に絶望した

※先に言っておきますが、B'zのお2人を貶すようなものでは全くございません

B'z(ビーズ)は、ギタリストの松本孝弘とボーカリストの稲葉浩志からなる日本のロックユニットである。所属事務所はVERMILLION。所属レーベルはVERMILLION RECORDS。公式ファンクラブは「B'z Party」。
Wikipediaより





①B'zのライブに行った

もう1ヶ月近く前ですが、5/15(日)に「B'z LIVE-GYM 2022 Highway X」を見に行ってきました





場所はマリンメッセ福岡です、初めての会場でした


港に面していて非常にロケーションの良い所
グッズ列がハンパない長さだった


到着して早々グッズの列に並び、ライブTシャツと母親からのリクエストのグッズを買い、ガチャガチャを回し、開演時間を今か今かと待つ
ライブを見る時のいつもの流れではあるんですが






僕はいつも以上にライブ開始を楽しみにしていました、というのも





座席が今までで1番良いことが確定していたから。







②B'zを近くで見よう!

B'zのライブ座席は大きく分けてSS席・S席・A席の3つです





めちゃくちゃざっくり言うと
SS席=アリーナ前方。超近い。ファンクラブしか応募できない。
S席=そこそこ近かったりまあまあ遠かったりする。一般でチケット取れる。
A席=まあライブ会場に入れればいいかな...って人向け。一般でチケット取れる。ドーム以上の規模でだけ設けられる席。

なおどの席も、詳しい座席番号は会場に入って本人確認を済ませるまでわからない。

って感じですね、画像で表すとこうです

B'z公式サイトよりお借りしました





大体イメージは掴めてもらえたんじゃないかと思います





3年前、「B'z LIVE-GYM2019 Whole Lotta NEW LOVE」ツアーを見た後に、僕はファンクラブに入り、次のB'zのツアーはまだかと2年間ずーっと待ち望んでいました





そして3年ぶりのツアーが発表された今回、ついにSS席に応募することを決意





しかしここで1つの大きな障壁が





③SS席、マジで当たらない問題

当たり前です。






まあこんな立場だし、行けなそうならそれはそれでしゃーない。今回はどっちにしろ1人参加だし、ダメもとでSS席特攻だー!なんて思ってました。






そしたら当たった。嘘でしょ... 
アリーナ前方で、B'zのパフォーマンスを見られる日が来るとは夢にも思わなかった。





まあこんな機会もう二度とないし、行くしかない





そういう訳で、冒頭に戻ります





で、いよいよ開場時間を迎える訳です






④Seventh heaven

SS席はマジで扱われ方が違います





まず入場口が他の観客と別。本人確認もS席以上に力が入ってました。


思わず撮った



一緒に本人確認待機列を成す、見知らぬB'zファン達もテンションが明らかに上がっている。僕もワクワクしながら一歩、また一歩と自分の番を待つ





よし自分の番だ、スタッフさんに身分証明書、ワクチン接種証明、電子チケットのQRを見せて...っと





スタッフさん「本人確認のためにタグを巻くので、手首出してください!」
あぁすいません、ありがとうございます...





スタッフさん「座席番号も書いてるので、ご確認ください!」
わかりました、ご丁寧にありがとうございます....





さて見てみよう、どのぐらい近くで見れるんだろう





一応隠したいところは隠してます、お許しください!



A5ブロックか!真ん中くらいかな!列は....ん?






んん??







は?






え、最前列?まさかね?ちょっと待て





A5ブロックって...?





マリンメッセ会場内の座席図


え、もしかして






赤色が今回のSS席と思われる



黒丸ゾーンらへんってこと...?






あまりに現実味が無さすぎて






本当にほっぺたつねって、夢じゃないかどうかを確認してしまった。ボケじゃなく大真面目に。





僕が入場したのが16時ごろ、開演は17時からで
1時間ほど時間があったのですが






マジで体感あっという間でした。僕にはアリーナ最前列で頭抱えた記憶しかないのですが、いつの間にそんな時間が経ったのか。





そしていよいよ開演時刻となり、OP映像が流れます
声が出せない中でも観客は全員立ち上がり出迎えます






ツアー中なので詳しいネタバレは避けますが






OP映像が終わり、暗闇の中サポートメンバーの皆さんが入ってきて、そしてあのTak Matsumoto見参。
自分の眼前3-4mに居ます。
どういうこと...?






そして1曲目のイントロがいよいよ鳴り始め
その中であの稲葉浩志がステージサイドから颯爽と登場。その距離体感6-7mくらい。マジでどうなってんのこれ。





「絶対自分稲葉さんと目があったと思う〜🥰」、みたいな言葉はライブ行った人の常套句だと思います






で、そういう人に対して、「ライブ行った人みんなそう言うんだよ笑」なんて返しもすっかりベタなやり取りだと思いますが


今回の自分に関してはマジ。





分かってたつもりでしたが、アリーナ最前列ってすげぇ...と一瞬で理解した瞬間でした






そこからの2時間半のライブは、とにかく最高でした
当たり前でしょB'zなんだから。






ライブも終わり、余韻に浸りながら1人ホテルへの帰路につく中で
ふと、ある不安がよぎります






⑤(これ、今後楽しめるのか?)

今回参加したマリンメッセ福岡、キャパは15000人だそうです





そのうちSS席の割合は5%ほど、約750席と言われています





そのプラチナチケットを狙って九州中、いや日本中のB'zファンクラブ会員が応募してくる中
今回僕の元に運良くそのチケットが舞い降りてきました、それだけでも幸運なのは言うまでもありません





現実はそれに加えてアリーナ中央最前列という...






ここまで書いて何が言いたいのか?結論から言うと
「B'zファンとしてこれ以上の楽しみが今後残っているのか?」ってことなんです



もっと言うと、「自分の人生で、これ以上の幸運が今後起こるのだろうか?」という考えがよぎりました







「それはファンだからそう思うだけでしょ笑」って思われた方、今絶対居ますよね





今回、コロナ明けのツアーという事もありホール・アリーナツアーという形になってますが






今から4年前、2018年の30周年記念ツアー「B'z LIVE-GYM Pleasure 2018 HINOTORI」のツアー会場はこんな感じです

B'z公式Facebookからお借りしてます!


わかりますか...
この人達は、アリーナどころかキャパ4、5万のドームスタジアムをツアーで埋めます。そういうバンドなんです。






そのようなバンドのワンマンライブを至近距離で見たという事実。極端に言えば、日本最高峰のエンターテイメントの1つを目の前で鑑賞できたという僥倖。
これ以上の幸運が人生で起こる期待は、現実的に考えてなかなか難しい。






勿論コロナ禍を経てますから、確率的に言えば前よりはあり得ない話では無いのかもしれませんが
それでも人生トップクラスの出来事なのは変わりがないでしょう。





これを実感した末、今苦しめられていることがあるんです






⑥「娯楽・燃え尽き症候群」

あえてこう名付けます





具体的に言うと、「暫く楽しいことはいいかな、これ以上楽しむとバチが当たりそう」っていう発想が何をするにしてもよぎります
恐らくこれは良いことじゃないんですよねぇ...我ながら燃え尽きてしまってるなと





そしてもう1個の懸念は、来年以降です
来年B'zは35周年、恐らく5年に1回のアニバーサリーツアー「pleasureシリーズ」が行われるでしょう


1番好きなライブDVDです


このツアーはヒット曲や有名曲でセットリストが構成され、ファンだけでなく初めて見る方もたくさん参加します
当然、ツアー規模も大きいものになります





恐らく日産スタジアム(キャパ:75000人)長居スタジアム(キャパ:55000人)、九州なら福岡paypayドーム(キャパ:35000〜40000人)なんかが会場になるでしょう
そこでの座席問題は尚更デリケートです






アリーナ最前列の翌年、ドームスタンド2階席とか想像するだけで嫌です。マジで米粒レベルの大きさにしか見えません。
落差に不満を抱く未来が見えてます。自分はそういうやつです。でも自分はそういうファンにはなりたくないんです。






ただもう怪物になってしまうのが目に見えている。セトリの定番曲にイチャモンつけるタイプになってしまうレア曲が頭から最後まで並んでないと不満な化物に成り果てる。
いつまでもultra soulやイチブトゼンブで盛り上がる心を忘れないでいたいのに。






改めて言いますが、B'zのお2人を含めたライブに関わる皆さんには何の不満もないんです。今回含めて3回ライブに行きましたが、どのライブも本当に素晴らしかった。
悪いのは全て僕なんです。






今はコロナ禍で行われてませんが、Meet&Greet(楽屋招待企画)がまだ残ってるのも事実です。
ただ僕は好きな有名人に会いたくないと思うタイプのファンです。我ながら面倒すぎて死ねと思います。






なんか中原中也みたいになってますが...
来年以降もライブには行きますしファンは続けますよ!ただ僕の中に残る1つの懸念が、どうしても解決し切らないということなんです






「ファンとして1個の到達点に来てしまった時、その後どうしたらいいんだろう?」と...

長くなりましたが、ここまで見ていただきありがとうございました






あ、そうそうこれ余談なんですが
リクエストしたグッズを無事受け取ったうちの母親(59)






今回のツアーのグッズです

このパーカーを着てよく外出しているようです。





僕は母親のほんのイチブも知らない、いやわからない。




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