めぞん一刻 アニメ✖️マンガ比較 第四十三話 恋の火花がスパーク 五代と三鷹入院騒動
第四十三話 恋の火花がスパーク 五代と三鷹入院騒動
アニメおすすめ度 ★★★☆☆
さて、前回に引き続き裕作の入院話。
前回が物語全体でも大切なキスシーンとかとかすっ飛ばされて
話がヒッチャカメッチャカになってるな、なんて話を書いたのですが。(詳しくはこちら)
今回は「単体で言えば面白いけど前回分の負債のせいでチグハグが」と言った印象。
そこを訂正するだけの物語が今話にはない、というのも事実ながら。
本来であればこの段階で「裕作と響子の距離は他人が割って入れないほど深い」となっていたはずが、前話が大切なシーンのカットの連発であったためその空気感を完全に失っている今話。
マンガ版通りながら、三鷹と響子のハグのシーンが入ることで裕作と三鷹が恋愛としての進捗度は同等、といった印象になってしまっています。
これは後々アニメ版が抱える大きな問題になっていくので裕作と響子のキスシーンをカットするならここもカットした方が良かったのでは・・・と思うわけです。
あと、どういう意図なのかよくわからないシーンがチラホラ。
一刻館で行われる裕作の退院パーティにて、一ノ瀬のいう「死んだ亭主に義理立てしてるんだよ」というアニメ版オリジナルのセリフ。
本来ならこずえへのヤキモチで機嫌が悪かった響子。
そのはずが、このセリフが入ることで機嫌が悪い原因もブレブレに。
しかもここで惣一郎が出てくるのも唐突すぎて・・・。
ここにきて響子のキャラクター性を
「ヤキモチを焼かない大人な女性」
として描くよう路線変更をしたいんではないかと思うんです。
ここ何話かの描写を見る限り、そう言った印象なので。
ただ、はっきり言ってめぞん一刻の物語全体が「響子のヤキモチ」を元にした事件を描いている話が多いためこの改編ははっきり言って無理があるな、やるならもっと拘ってやらないと無理があるな。
そう思うわけでした。
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