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八ヶ岳赤岳、阿弥陀岳北陵

2日目に赤岳、3日目に阿弥陀岳北陵から山頂に登頂することができました!

というお話しです。

1日目はベースキャンプ地となる赤岳鉱泉までの移動ですが、重い荷物を背負っての山行が久しぶりでもありかなり堪えました。皆さんの荷物も相当な重量になってそうでした。約4時間かけて赤岳鉱泉に到着。

赤岳鉱泉テント場

6テントを設営しました。6人テントではありますが、4人でちょうど快適に使えるくらいスペースでした。夜は楽しい宴会の時間でした。赤岳鉱泉のテント場使用料1人1泊2000円、水は小屋入口にあるタンクの水を使用可能。(水を作る必要がなくなったため今回使用したガス缶は2缶程度でした)

 2日目、天気は曇りで3日間のうち天候が一番悪い日となりました。

赤岳へと向かう途中


時折晴れ間で山が見えており、好天に変化するのを期待しましたが、2760m付近からの稜線に出た途端強烈な風で、一旦少し引き下がりゴーグルを装着。その際に、僕の片腕のテムレスを地面に置いていたところ、突風で飛ばれされそうになりました。(少し下がった所で止まってくれたので回収できました。)手袋などの軽いものは下に置いてはいけないんだということを突風で実感。予報によると稜線の風は25m/sを越える風とのことで、吹き付ける風で体温がどんどん奪われていくき。手足の感覚がなくなっていく状況でした。「これが厳冬期の雪稜か!!」と感じさせてもらえる体験でした!

赤岳山頂に到着し、記念撮影をしてすぐさま次へと進む。赤岳展望荘は冬のこの時期も営業しており、中に入ることができたので、コーヒを注文してひと休みをすることに、ここで硫黄岳までの縦走は厳しいと判断し、地蔵尾根からエスケープしてベースキャンプ場へ戻ることを決定しました。山頂付近の稜線上に、冬季の山小屋が営業しているのはさすが八ヶ岳だと感じました。

ありがたい天望荘にて休憩

 3日目、星空が見える好天の中赤岳鉱泉をスタート。前日行者小屋を到着した時点でまだ暗かったので出発時間を30分遅らしました。阿弥陀岳北陵への取付きから斜度を上げて尾根を進み高度を上げていきました。ジャンクションピーク付近でハーネスを装着し第1岩峰に到着した時に、5人組の選考パーティーが取り付いていました。

先行パーティー

先行の方のルートを確認しつつ30分程度待った後、取付きました(天気がよく日が暖かかったため待つのも快適でした)。岩場は、持ち手や引っ掛ける場所は多くある印象でクライミングの経験が浅い僕でも登坂できましたが、雪と岩場のミックスしている状態でのクライミンが初めての経験で中々スリリングでした。

2ピッチ目のナイフリッジ
取り付き

ピッケルをリュックと肩に刺した状態で登ったり、ピッケルを使用して雪や岩場に引っ掛けた状態で登ったりしながら2ピッチがあっという間に終えました。その後は少し登った所で阿弥陀岳の山頂に到着し、富士山、南アルプス、中央アルプス、眼下には諏訪湖などの素晴らしい眺望を見ることができました。でも、めちゃくちゃ寒い!

その後は中岳手前のコルから沢を下り、あっという間に行者小屋へ、赤岳鉱泉へ戻り、昼食テント撤収後、下山。行きに比べて軽くなっているはずですが、それでも重い荷物での下山ルート(林道)は長く感じました。
個人的には、厳冬期の雪稜やバリエーション入門のルートを行けたことはとても良い経験となりました。

ライティングチャレンジ 60日目/100日

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