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【最終章】三禅定トレイル(リベンジ)〜日本三霊山 白山・立山・富士山を走る巡礼旅〜epi.13 日本最高地点3776m登頂
2023年8月11日〜18日の8日間をかけて日本三霊山を巡る巡礼の山旅、旅ランをしてきました。
今回その旅の記録(最終章エピソード13)です。
8/18(DAY8) スバルライン三合目~吉田口5合目~富士山頂剣ヶ峯3776m~御殿場口新5合目
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AM1:00 暗闇に包まれている中、富士の3合目をスタートした。
真っ暗の照らしだされる1点のヘッドライトの光を頼りに前へと進む。
富士山の5合目までは車(マイカー規制を実施中)で行けるため基本一般の登山者は5合目まで出会うことはない。
真夜中なのでそもそも登山者は活動しない時間帯ではあるが。
日本一の山「富士山」では弾丸登山がここ最近問題になっているようだ。
弾丸登山とは、山小屋に宿泊せずに夜中から歩き始めて富士登頂やご来光を拝むという強行登山のことをいう。
安全面から弾丸登山には高山病や低体温症、落石事故のリスクが高まると警鐘を鳴らした上で、比較的予約状況に余裕がある平日に山小屋に宿泊することなどを勧めているそうだ。
「ううっっ!まさに自分のことを言われているではないか!?」
と思うかもしれないが、この文面には含まれていない大きな要素がある。
それは「経験値」である。
登山、トレイルランニング、マラソンいずれにしても、経験というのは大きな要素だ。
登山初心者がいきなり剱岳を登頂する。
という無謀な行為のように、富士山には登山経験がない登山者も多い。
その初心者が強行突破で富士山登頂をすることが問題なのである。
チャレンジと無謀な行為は別物だ。
その線引きは難しいかもしれないが、同じ土俵に立っている(富士山を真夜中から登山する)場合でも一概にNO(弾丸登山NG)とは言えないのだと思う。つまり人によるということ。
5合目に向かう道中、強烈な眠気が襲ってきて、何度か5~10分の仮眠をとった。
徐々に夜が明るくなる時間に5合目に到着した。
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すでに多くの登山客が準備をしていた。言語も多種多様な言葉が行き交っている。
0~5合目からと5合目~山頂は雲泥の差だと感じた。
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一方で夜が明けることで眠気も覚めたので、ここから一気に登っていく。
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眼下には山中湖や河口湖などの富士五湖や町の光や森が見え、空には雲海が見渡せる素晴らしい眺望だ。
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8合目付近でご来光を拝むことができ、この旅の努力が報われている気がした。
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ジグザクに登る長い登山道を経て吉田口の山頂を目指す。
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吉田口の山頂に到着した!
「やった。ようやく着いた。」
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でもここはゴールではない。
富士山のお鉢巡りを歩き、最高地点の剣ヶ峯3776mを目指す。
お鉢巡りからも素晴らしい景色を拝むことができた、これまで進んできた諏訪湖、北アルプス方面も見ることができた。
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8日間の三禅定の旅が終わりを迎えようとしている。
初日。手取川の河口0mをスタートし、白山を登頂した。
ここでは白山まで走友が一緒に旅路を供にした。
ランニングは一人でも走ることはできるが、やはり一緒に共有できる仲間がいるというのは楽しいものだ。
白山を下山してから立山までのセクションはロードが多くを占めた。
この間にもOHISHIさんとの共走や、途中わざわざ応援に駆けつけてくれた人たちの気持ちが本当に嬉しかったしパワーをもらった。
北アルプスでは台風の心配があった。昨年は立山で自分の体調悪化や悪天候により撤退をしたので、昨年のシーンが頭をよぎったが、最小限の影響で進むことができた。
北アルプスを下山し、当初のルートを変更してロードで富士山を目指した。ここでも応援に来ていただいた人との出会いが前へ進む力となった。
日本三霊山~三禅定トレイルで色々なことを感じさせてもらった。
・日本三霊山の大きさ、パワーを感じることができた
・チャレンジして良かった(やらない後悔よりやる後悔)
・自分の成長を実感できた
・たくさんの人に応援をいただいた。新しい出会いが生まれた
・旅にはとてつもない魅力がある
・山って楽しい
・走るって楽しい
・健康って素晴らしい
・帰る場所があるって素晴らしい
・おかえりと言ってくれる人がいるって素晴らしい
・日常って素晴らしい
日本最高地点の剣ヶ峯は長蛇の列で撮影のために並ぶことになったけれど、ついに3776mに到着だ!
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人がいっぱいいたので雄叫びはあげられなかったけれど、心の中では叫んでいた。
この旅にかかわってくださった皆さまに、感謝します。
ありがとうございました!!
旅ランクリエイター 一ノ枝亮輔
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追伸、
当然登ったら下山までが登山。
御殿場ルートのダイナミックな大砂走りを体験し、新5合目で家族が迎えてくれました。
しばらくはゆっくり休もう。
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おわり。
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最後までお読みいただきありがとうございました!!
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